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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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9話

「まぁいいや。嫌がる事はしないから。それよりも、山上さんと湯野さんに連絡してみたらどうだ?」


「…うん」


返事をしつつ、すでに連絡する気でいたむつは、もう携帯を耳に当てていた。西原も気になったようで、反対側から携帯にぴったりと耳を当てている。颯介と山上のどちらにかけているのか分からないが、コール音がしているだけだった。コール音がするからには、電源は入っているという事だ。今すぐに気付かないにしても、そのうちに折り返しはありそうな物だが、その期待をむつはしていないようだ。


「…1日1回の連絡の約束したのに。あたしだって、その約束はそれなりに守ってるのにっ‼」


それなりという事は、しっかり守れているわけではないという事だ。西原はむつには人を責める資格など、どこにもないなと再確認していた。

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