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9話
マグカップを用意している間に、ドアのチャイムが鳴ると、相手を確認する事もなく、むつはドアを開けた。
「…こんばんは」
「こんばんは…何かよそよそしいわね」
「悪いな、連絡もなく…」
「本当に、よ。もうとりあえず入って」
むつがスリッパを用意すると、連絡もなく突然やってきた西原はドアを閉めて靴を脱いだ。
「コーヒーでいい?」
「ん、あぁ…」
どことなく歯切れの悪い西原をちらっと見ただけで、むつは何も言わずにキッチンに入っていった。
マグカップを用意している間に、ドアのチャイムが鳴ると、相手を確認する事もなく、むつはドアを開けた。
「…こんばんは」
「こんばんは…何かよそよそしいわね」
「悪いな、連絡もなく…」
「本当に、よ。もうとりあえず入って」
むつがスリッパを用意すると、連絡もなく突然やってきた西原はドアを閉めて靴を脱いだ。
「コーヒーでいい?」
「ん、あぁ…」
どことなく歯切れの悪い西原をちらっと見ただけで、むつは何も言わずにキッチンに入っていった。