表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
492/1090

8話

「あーぁ…噛まれてやんの」


「いっ…ってそんなに痛くないけど」


「あら、良かったじゃない。あたしの時は、そこそこ痛かったもん」


「そういう問題じゃないと思いますけど…でも、管狐?もしかして、少し怒ったのか?俺が疑ってるから」


「そうなの?」


手を伸ばして管狐を抱き上げたむつは、管狐の鼻先に自分の鼻を押し付けている。管狐はじっとむつを見て、こくりと頷いた。


「あーんっ‼可愛い‼祐斗が意地悪でごめんね?管狐はちゃんと分かってて教えてくれたのにね。あいつ、悪いやつだ」


ぐりぐりと鼻を押し付けながら、むつは管狐を誉めている。むつとて少しは疑いの目を向けたというのに、悪いのは祐斗だけのようにされていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ