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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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8話

だが、むつの言っている事をしっかりと理解しているのか、管狐は広げられた地図に目を向けた。そして、むつの方を見た。


「…分かる?あ…字読めないかな?」


「かもしれないっすね。上から読みますね」


立ち上がった祐斗は、一番上の北海道に指を置くと県名を読み上げた。管狐は祐斗の方に顔を向けてはいるが、何の反応もない。違うという事だろう。祐斗は次は、と言って県名を読み上げていく。


むつは祐斗の指を目で追いながら、ちらちらと管狐を見ていた。祐斗の方を見てはいるが、何の反応も示さない。いくら、ただの動物とは違うと言えど、やはり自分の住んでいる県が分かっている訳ではないのかもしれない。そんな風に思えていた。

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