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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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8話

「あったよーっ‼」


ファイルを胸の前で持ってやってきたむつは、満面の笑みだった。だが、それよりも胸の前でファイルを持っているから、むぎゅっと潰された胸が横からはみ出るように見えている。西原の視線は、むつの顔と胸とを忙しないように行き来していた。冬四郎はそれを見て、西原も子供だと思っていた。


「何を探してたんだ?」


聞かれたむつは、冬四郎の横ではなく西原の隣にすとんっと座った。それも、足が触れるくらい近い。当たり前のように側に来ているむつに、西原は嬉しそうな笑みを浮かべたが、目の前に冬四郎がいるからか、すぐに笑みをしまった。とはいえど、目元は柔らかく嬉しさを隠しきれてはいなかった。



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