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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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8話

「…むつ、考えてる事を言え」


冬四郎に促されたむつは、生返事をしただけで相変わらず、考え込んでいる様子だった。そんな様子を見て、西原がくすくすと笑っていた。


「むつの考えを口に出させるのも祐斗君の役目ってわけだな。大変なパートナーだ」


「…むつさん?」


西原に小バカにされた感じがしたのか、むすっとしたように祐斗が声をかけると、むつはゆっくりと祐斗の方を見た。そして、困ったように笑った。


「…もう、怒らないでよ。あのね、管狐ってさ東北の方…寒い所に住んでるのよ確か。だから、颯介さんの実家もそっちの方なんだろうけど。凪君は雪に慣れてたみたいだったし」


「あ、そう言えば…」


颯介も寒さには強いし、雪道も歩き慣れているようだった。怖々と歩くむつに、こうしたらいいと凪が教えてくれた事を祐斗は思い出した。



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