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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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8話

事務所を後にしたむつと祐斗は、しっかり餃子チゲ鍋を食べ、しっかりと〆のラーメンも食べた。とは言っても、半分以上は祐斗の腹におさまっていた。食べすぎて苦しいと言う、祐斗と駅でわかれたむつは、真っ直ぐに帰宅していた。


もしかしたら、颯介が事務所に戻ってきているかもしれないと思ったが、山上から強引に追い出されたのだ。山上なりに、何か考えがあっての事かもしれない。そう思うと、戻る事は出来なかった。


大人しく家に帰ってきたむつは、鞄を置いてコートを脱いだ。ずっと、胸元に居た管狐も出てくると、きょろっと部屋を見回した。1度来たとは言えど、その時と今では状況が違う。管狐はむつの顔を見上げて、首を傾げていた。


「今夜はうちにお泊まり、一緒に寝ようね?さて、あたしはとりあえず顔洗ってくるわね」


返事をしてくれるわけではないが、むつは話し掛けながら洗面所に向かっていった。その後を、管狐はするするとくっついて行った。

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