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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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7話

「…弟がこっちに居ないとして、どこに居ると思う?湯野ちゃんはある程度当たりをつけてるんだろ?」


「はい…地元に…じゃないかと…昨日、凪から少し話は聞いたんです。あの雪女たちは、こさめの家族だと。だから、連れ戻す為に追い掛けてきたんだと…」


「家族?雪女は女ってだけあって女系家族か」


「…たぶん。あんまり分かりませんが。俺は、明日から行こうかと思ってます」


「実家にか?」


「実家には寄りませんよ。凪が助けを求めてきたっていうのに、何もしてやれずにっていうのは…兄貴として情けないですからね」


「…そうか」


兄貴として、かと声には出さずに呟いた。どうにも湯野家はややこしいようで、颯介が兄貴として本当にそう思っているのかは、山上には分からなかった。

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