表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
418/1090

7話

「…マンションの近くでは見付けられなかったのに…どこから電車使ったのかしら?」


「さぁな。いや、もしかしたら見逃しただけかもしれねぇな…後でまた見てみるか。とりあえず続きだ」


再び映像が動き出すと、山上も身を乗り出すようにして画面を見た。そこには凪が1人で映っていて、迷うような素振りも何かを気にする様子もなく歩いて、改札を出ていく姿が映っていた。そこから、どこへ向かったのかは、おおかた見当がつく。凪の姿が、画面から消えると冬四郎は映像を、颯介のマンションの最寄り駅の物に変えようと、手を伸ばした。


「待って」


「まだだ」


むつと山上から同時に言われ、冬四郎は手を止めた。しばらくは、まばらに人が改札を出ていく姿が映っていたが、やがて改札をくぐる人は見えなくなった。それでも、むつと山上はまだ画面に注目していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ