表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
412/1090

7話

冬四郎はパソコンを操作し、むつと山上が気にした部分まで早送りをした。そして、そこが近くなるとスロー再生にした。むつはじっと目を凝らして、画面を見つめていた。


「あっ‼」


停めて、というより先に冬四郎は一時停止を押していた。マンションの管理人室で見た時にも、ちゃんと見ていてくれたという事だ。むつは上を向いて、冬四郎の顔を見ると、にっこりと笑った。


「ありがと…ここ、拡大して?」


むつが画面を指差すと、冬四郎はすぐにそこを拡大した。だが、拡大しただけでは余計に画像がぼやけて、何が映っているのか見ずらい。だが、冬四郎が操作をすると、画像はページをめくるようにして、だんだんと鮮明になっていく。


「すごっ…画像専用のソフト?」


「まぁそんな所だ」


やはり冬四郎が一緒で良かったとむつが言うと、冬四郎は微かな笑みを浮かべた。その笑みは微かすぎて、山上でも見逃してしまいそうな物だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ