表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
41/1090

1話

「さ、話はそれで終わりか?終わりなら、そろそろ帰らないか?むつも谷代君も送っていくよ」


「はーいっ‼」


寒いからあまり外に出たくないというむつは、冬四郎と言われると嬉しそうな顔をした。だが、祐斗は悪いような気がして遠慮した。


「いいから、こんな天気なんだ。電車もまともに動いてない部分もあるから送るよ」


「祐斗、一緒に帰ろうよ。お兄ちゃんの運転なら雪でも大丈夫だよ…大丈夫だよね?」


隠れていたむつは顔を出して、冬四郎の顔を覗きこむようにして見ている。甘えているかのような仕草と、大丈夫だと信じているかのような様子からして、冬四郎は運転が上手いのかもしれない。


「大丈夫だ。急遽タイヤも変えたしな」


「ほら、ね?片付けて一緒に帰ろ?」


「はい…宮前さん、すみませんがお願いします」


「そのつもりで来てるから気にする事ないよ」


「ほらっ‼片付けて来るね」


冬四郎が祐斗も送る気で居てくれた事を嬉しく思っているのか、むつは祐斗を引っ張っていき片付けを始めた。片付けと言っても、パソコンの電源を切って戸締まりをして、上着を着て鞄を持って終わりだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ