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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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7話

戻ってきた冬四郎から鞄とコートを持たされたむつの膝の上は、荷物でいっぱいとなっていた。たからか、管狐は居場所がないとでも言いたげに、そろそろとむつの肩にのぼった。


「…何か管狐持ちみたいじゃない?ねぇ社長。あたしも何か飼いたい」


「ダメだ。ペット不可。それに家に帰れない時はどうするんだ?可哀想だろ?」


「そしたら、お兄ちゃんに預ける」


「うちもペット不可だ」


少し前にも同じ事を言っていたむつは、やっぱりダメかと溜め息をついた。


「…今度、遥和さんの所行ってこよ」


普段は人の姿をしていても、犬神というれっきとした妖だ。本来の姿は、もふもふの毛に覆われた大きな犬なのだ。それをぎゅっとすると、それだけで落ち着ける。むつは時間が合う時にそれをしようと、本気で考えていた。

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