表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
403/1090

7話

むつが意外とモテるのは、今に始まった事でもないが、むつは祐斗に言われても素知らぬ顔をしていた。冬四郎も祐斗をからかうのは終わりにしたのか、腕からコートを取るとむつの肩にかけようとしていた。


「…待って」


コートを手に取ったむつは、肩をよく見た。さっきはちゃんと見れなかったが、落ち着いてみれば大丈夫だった。


祐斗から何度も言われたように、肩には小さな顔をした、ほっそりと長い身体を持った狐が、ちょこんっと乗っている。


「本当に管狐だわ…何で?」


「…さぁ?湯野さんの子か?」


冬四郎は以前に噛まれた事があるというのに、怖がる素振りもなく指先をそっと差し出している。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ