表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
40/1090

1話

「まぁたぁあ!!2人でこっそり居なくなったと思ったら!!いちゃいちゃしてる‼」


いつの間にか言い合いを終えた西原と祐斗が、揃いも揃って壁の端からキッチンを覗きこんでいた。


「仕方ないですよ。寒いと人肌恋しいですし」


「そっ…そういう問題か!?それならむつ、俺の胸ならいつでも空いてるぞ‼」


西原が腕を広げてみせると、むつはあからさまに嫌そうな顔をした。そして、冬四郎の背中に隠れた。


「あ‼西原さんこそ、まぁたむつさんに何かしたんでしょ‼そうじゃなきゃ、むつさんがあんな風に隠れるはずないですよ‼」


「何にもしてねぇよ‼節分の時は皆で一緒だっただろうが‼」


「谷代君は、むつの心配したり湯野さんの心配したりと心休まる暇がないな」


染々とした様子で冬四郎が言うと、祐斗はうんうんと頷いている。西原はむっとしたように、祐斗の頭をばしっと叩いた。だが、祐斗は痛がる事もなくへらっと笑っていた。むつはその様子を見ながら、本当に2人は仲良いんだなと思っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ