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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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7話

冬四郎が何やら話している間に、むつは再生を押して、凪が出ていく所を確認していた。始発の電車が動き出す、5時を少し過ぎた時間だった。連日の疲れがあり、凪も保護でき、一安心して自宅でゆっくり休む事が出来ていた颯介が、気付かなかったのも仕方ないのかもしれない。だが、颯介を頼って来たというのに、その颯介に何も言わずに出ていくのは、失礼にもほどがある。


「…弟が出ていって…湯野ちゃんは?」


かちかちと早送りを押しながら、むつは颯介が出てくる所を見た。7時過ぎだ。2時間もの間が空いてしまえば、探したとしても見付からないだろう。そもそも、こちらにきてからの凪がどこに行ったりしたのかも、颯介が知っているとは限らなかった。あの兄弟が、家で仲良く喋っていたとは、むつにはとうてい想像がつかなかった。

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