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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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7話

「電話した時に頼んだら良かったんだけど…もう1ヶ所。カメラの映像見たい所があるの」


「…どこだ?」


「颯介さんの管狐と一緒に行った山の方。そこには雪女たちが居たの…もしかしたら、凪君が雪女を探しに行ってるかもしれない」


「他には?」


「颯介さんのマンションのカメラも」


「…先に言えよな。ちょっとここで待ってろ」


財布を取り出そうとすると、山上がそれをとどめた。冬四郎はすぐに戻ると言って、足早に喫茶店から出ていった。


「…それにしても、本当にちかさんたちは凪君まで狙うんでしょうか?妖だけじゃなくて人まで」


「もし、雪女が人を襲うようになった原因に凪君が関わってたとしたら有り得るかも」


「そんな事、あのガキんちょに出来ると思うか?ろくに管狐も使いこなせてないみたいだったぞ?」


むつも思っていた事を山上は、さらっと言ってのけた。本人が居ないからこそ言える事だ。


「無理ね、あの子には出来ないよ。能力も颯介さんの方がはるかに上」


「だろうな」


たいして見たわけではないが、むつも山上も管狐持ちとしては、凪よりも颯介の方がはるかに優秀だと断言していた。

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