表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
371/1090

7話

山上が見付けた喫茶店に入り、席に座って落ち着くとむつと祐斗は、もう立ち上がりたくないとでも言うような顔をしていた。


「…ほら、2人共甘い物もあるぞ?山上さんの奢りだから、気にしないで頼みなさい」


メニュー表を開いて見せた冬四郎は、にこやかな笑みを浮かべてスイーツの乗っている箇所を指差した。


「何で俺なんだよ…つーか、思ってたけど、みやは祐斗を可愛がるよな?」


「いや、何か…弟みたいで…」


「あーお兄ちゃんは弟欲しかったわけ?男兄弟の末っ子だし?妹で残念なわけね?」


「そうじゃない。そんな言い方するなよ…妹も弟も居る気分で楽しいんだ。おっさんの楽しみ奪うな」


「…若い子にあれこれしたくなる年頃か」


そう呟いた山上は、タバコをくわえてさっそく吸い始めていた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ