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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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6話

「…そもそも、何だってそんなに湯野さんの弟を探すのに必死になってんだ?湯野さん本人はどうした」


「颯介さんは、颯介さんで探し回ってる」


「むつも勝手に動こうとするから、俺と祐斗がくっついて来たんだ」


冬四郎が何やら言いたそうに、祐斗と山上を見たからか、山上がそう伝えた。だが、別に嘘をついているわけではない。


「山上さんが動くなんて…珍しいですね」


嘘ではなくても、納得でも出来ないのか冬四郎が疑わしいとでも言いたげな顔をした。


「お前がむつに警部止まりなの伝えたんだろうが。警部殿とか言われたら、動かないわけにもいかねぇよ」


「あぁ…それで、ついでのように社長の刑事時代の階級はなんて聞いてきたのか?」


「うん。警察ごっこするの。あたし巡査部長で、祐斗が巡査だって」


「そうか…むつと西原君は階級同じか」


西原君は大変だな、と冬四郎は苦笑いを浮かべたが、何が大変なのかはむつには分からなかった。

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