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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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6話

「…この人?」


むつと山上の会話の内容が全く分からない祐斗は、むつが指差しいている人物をじっと見ていた。画質が荒いが、どう見ても探している凪ではない。だが、何となく見た事あるような気がしていた。2人には、映っているのが誰か分かっているようで、それを確認するとむつはまた再生を押した。祐斗には分からず、少しだけ仲間外れにされた感があったが、今はそれよりも凪を探す為に、映像を確認しなくてはならない。


始発の電車が動く時間から、颯介が事務所にやってきた時間辺りまでを念入りに見ていく。颯介の話では、朝起きた時には凪が居なくなっていたという事だ。そうなれば、朝方に家を出ていると思ってもいいだろう。だが、映像は終わったのか、ぷつりと画面が砂嵐の映像となってしまった。


「…居なかったと思うけど、どう?」


「居なかったように思うな」


見逃したのかと思ったが、山上も凪は居なかったと言っている。むつは、むっとしたように唇を噛むと、もう1度最初から再生した。

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