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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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6話

くだらない話で笑いが生まれ、少しでも雰囲気が変わった頃、廊下を走ってくる足音に気付いた3人は、さっと表情を固くした。


「…社長っ‼」


ばんっとドアが開いて、息を切らせた颯介が入ってきた。日差しはあっても暑いくらいには、なっていないというのに額には汗が浮かんでいる。


「どうした?」


「なっ…凪、来てませんか!?」


「凪君は来てないよ…何かあったの?」


「凪が…起きたら凪が居なくて…探し回ったんだけど、見当たらなくて…心当たりのある場所なんな無いし、昨日行った場所も見てきて…で、もしかしたらって思ったんだけど」


「ここには来てないな」


山上が言うと、颯介はすぐに出て行こうとした。だが、その腕をむつが掴んで引き留めた。


「連絡してみた?」


「したけど…電源入ってないみたいなんだ」


「管狐は?協力してくれないの?」


「………」


「とりあえず落ち着け。祐斗コーヒー…いや、何か違うのがいいな。お茶かなんか頼む」


むつが颯介を無理矢理座らせている間に、祐斗はキッチンに入っていった。


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