表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
334/1090

6話

「おはようございます」


がちゃっとドアが開くと、むつはそっちを向いた。勢いよく向いたせいか、やや目付きが険しい。そんな顔するな、と言いたかった山上だが、気持ちは分からなくもない。だが入ってきた祐斗は、むつがそんな顔をしている訳が分からず、驚いたような顔をして壁掛けの時計を確認していた。


「…おはよ」


「おはようさん。遅刻じゃねぇよ、気にすんな」


「あ、はい…おはようございます。遅刻じゃないなら、むつさん何でそんな怖い顔してたんですか?」


「………」


「湯野ちゃんが来ねぇんだよ、まだ」


「あ、心配なんですね。凪君も一緒ですし…管狐の調子よくないって事でしょうか?」


「かもな」


山上はそれもあるかもしれないが、ちかげの話が本当なら、颯介自身がより危ないのではないかと気にしていた。だが、むつの前では言わなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ