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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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6話

山上には報告出来たし、とりあえず一安心出来たむつ、はぁと息をついた。それを見ていた山上は、苦笑いを浮かべたが何も言わなかった。そんなむつは、颯介と祐斗が来る前にと、パソコンを立ち上げてメールのチェックなんかを始めていた。


メールは特になく、あっという間にする事の無くなったむつは、そわそわと落ち着きがない。今度は何なのかと、山上は頬杖をついてむつを観察していた。颯介の事があってから、いつになく落ち着きのないむつは、見ていて飽きないのだった。


コーヒーを片手に、むつを見ている山上には、むつが何で落ち着かないのか、手に取るように分かっていた。いつもなら、もう颯介が来ていてもおかしくはない時間だ。それなのに、まだ来ていない。それに加えて、ちかげからの話だ。何かあったのかと、気が気でないのだろう。


人に沢山の心配をかけて、その分なのか沢山の心配をする。むつも変わってきたな、と思う山上は、そんな風に人を見守る自分のこの役割は、いつまで続けていけるのだろうか。そんな事を思ったりもしていた。

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