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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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6話

「何で怒ってるんだ?」


「ちっ…」


言いかけたむつは、話してもいいのだろうかと悩んだ。だが、今回ばかりは頼れるのは山上だけだ。何故か分からないが、颯介の事で一緒に外に出てきてるのだから。


「…何かあったか?」


言うか否かで悩んでいるむつを見た山上は、コートを脱いで椅子にかけた。そして、タバコを持つとキッチンに向かいながらむつを手招きした。誰も居ないのだから、そんな風にしなくてもいいのだが、むつは大人しく従った。


「で、どうしたって?」


「…さっきまで、ちかが居たの」


換気扇のスイッチをいれて、タバコを口にくわえていた山上は、目を見開いて驚いている。普段、細い目でもそんなに開くのかと、むつはどうでもいい事を思っていた。

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