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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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6話

出社するには早い時間だったが、むつは満員電車の疲れもあってか、喫茶店で時間を潰すなんて事はせずに、真っ直ぐに事務所に向かった。


連日降り続いていた雪も今日はお休みなのか、雲の間からは青空が見えている。やはり、たまには青空が見えなくては、気持ちもふさぎがちになる。そのうち、雲もすっきり晴れて雪も溶けていくだろう。そんな事を思うと、折角のかまくらもなくなるし、ぐずぐずした土混じりの汚い雪になっていく事を想像して、むつは少し残念にも思った。


だが、とむつは少し歩くスピードを落とした。連日の雪が、雪女たちがもたらした物であるなら、晴れ間が出てくるという事は、雪女たちもどこかへ行ってしまったのではないか。むつは、そんな事を思ったりもしていた。

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