表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
182/1090

4話

むくっと起きた山上は、颯介が寝ている部屋を見た。欠伸をしていたが、まだ寝付けそうにはないのかもしれない。祐斗の方は、起きているのも限界だったのか、ほとんど眠りに落ちている。


「…そんなに湯野さん…何の為に?」


「分からない。むつは何かしら気付いた事があるかもしれないけどな…あの管狐も気になる」


「…何にも言ってませんでしたよ?」


「むつはある程度の確信がなかったら言わないからな…そうだろ?」


もしかしたら、風呂場での会話を聞いていたのかもしれないと、西原は思った。だが、どんな事であっても確信もなしに言ったりはしないのは本当の事だ。


「お前も中途半端にするなよ。はぐらかしたりしないで…むつが言ってきた時は」


「…お節介ですよ」


「だな。でもなぁ…むつの事はどうにもな…晃とみやの妹なのもそうだけど」


他にも何かあるような言い方に、西原は山上をじっと見た。だが、山上はそれ以上は何も言わない。山上は何かしら、むつの事を知っているのかもしれなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ