表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
18/1090

1話

「むつさんでも怖いんすか?」


「怖いわよ。先輩のがちな顔なんて、滅多に見る事無いもん余計にさ」


「俺もほとんど見た事ないっす。練習の時も、わりと余裕こいてますから…ちょっと悔しいっす」


悔しいと言うのは本気でそう思っているのだろうか、祐斗の顔が少し険しくなっている。それを横目に、むつはふぅんと言うと、にやっと笑った。


「練習あるのみだわ。祐斗は始めたばっかりだもん。まだまだ負けるばっかで居て」


「嫌っすよ」


祐斗がきっぱりと言うと、むつはくっと笑った。


「あっそ?じゃあ祐斗、とりあえず背中合わせに。何か背中痛い引っ張って」


くるっと背中を見せたむつに、祐斗は自分の背中をぴったりとくっつけた。そして、腕を組むと少し膝を落としてむつを持ち上げた。完全に力を抜いているむつは、祐斗の背中に乗せられて、気持ちいいと言っていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ