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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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3話

「…な、帰ってきたらって約束覚えてるか?」


「…約束?えっと…おいなりさん作る?」


「いつになるんだよ。帰ってきたのに、全然ゆっくり会えないし…酒井さんとの話もまだ聞けてない」


「あ、ごめん…うん…ごめんね」


「むつは嘘つきだな。お前の態度もよく分かんないし…俺…どうしたらいいんだ?」


「待っててとは言えないから…」


むつはそれだけ言うと、服に手を伸ばした。西原が顔を背けると、その間に下着を身に付けて、もこもことしたフリースを着た。


「先輩、あのね…あたしも、人じゃないんだよ」


「…え?」


「まだ、誰にも話してない。お兄ちゃんは何かしら勘づいてるかもしれないけども…まだ確かめてないけど、きっとそう」


どっちの意味での、きっとそうなのか西原には分からなかった。だが、むつはそうだと思っているようだった。




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