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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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3話

「…あたしからの報告は以上。後は社長のだね」


「あ、そうっすね。湯野さんのマンションまで行けなかったんすか?」


「いや、行ったぞ。部屋まで連れていこうとしてた時に、雪と風が酷くなって、むつが正体だけ掴むとか言うから…な?」


「うん。颯介さんのマンションの前から別行動になったの…だから、何があったのか知らないけど。1人に出来ない程に体調悪化…な、わけないか。管狐が怒ってたもんね」


何をしたの、とむつが聞くと山上は手の甲を3人に見えるように差し出した。噛まれたような歯形に、引っ掻いたような跡。相当、怒らせたというのが分かる。


「むつを置いて離れたんだ。その後でな、湯野ちゃん起きたんだよ。でも、何かな…やけに必死な感じで、なぎって言いながら車から出ちまってさ。吹雪いてたし引き留めたら、暴れられてな…それで、つい…」


「気絶させたのね?」


「あぁ…そしたら、管狐が出てきて噛み付くし引っ掻くしでよ…」

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