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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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3話

「…湯野さんって、そんなに秘密主義なのか?」


「…知らなーい」


ぷいっとそっぽを向いたむつは、甘ったるいカフェオレをすすった。ソファーに座っていたが、足の方は大丈夫になったのか、床に降りると西原のタバコを掴んだ。何も言わずに1本取り出すと、あぁと低い唸り声と共に煙を吐き出した。


「むつ、拗ねる前にお前は話だ。何があって、何を見てきたんだ?何で、あの男が居たんだ?」


「うーん…」


あの男という言葉を聞き、祐斗と西原は首を傾げた。むつはソファーの近くに置いてあるコートに、ちらっと視線を向けた。祐斗はむつの視線を見逃さずに、コートを見た。少し天井の方を向いて、何かを思い出すように考えていた。


「あっ‼もしかして…?」


「せーかーいっ」


「…本当ですか?」


「うん、ちかに会ったよ。鈴を使ってくれたから、あの場を逃れられたのかな…」



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