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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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3話

「ほら、むつのも甘くしといてやったぞ」


西原が差し出したマグカップは、むつが普段から使っているお気に入りの物だった。そこからは、甘い香りがしている。


「…それだろ?お前のマグカップ。使ってる感じがあったならな」


「うん、ありがと。これ…前のは割れてたからね。新しくしたの…まぁまぁお気に入りってくらいだけど」


「お前は変にこだわりが強いんだよ」


「家の中だもん…お気に入りで満たしたいの」


むつは少し笑うと、ふぅふぅと冷ましながら、ゆっくりと一口飲んだ。コーヒーよりも牛乳の方が強いし、砂糖が加えられていて本当に甘くなっている。だが、冷えて疲れた身体にはこっちの方が合っている。

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