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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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3話

建物の影から出てきた人物は、倒れている女の所に駆け寄ると、抱き起こした。そして、何か言いながら揺さぶっているように見えた。だが、女は気を失っているのか、動かない。


女を抱き上げている人物は、むつの視線に気付いたのか、はたと動きを止めた。そして、むつとちかげの方をじっと見ているようだった。


じっと見られているむつは、居心地が悪くなったのか身動ぎをした。何となくだが、射るような強い視線のようだった。それが何を意味するのかは、分からなかった。確かなのは、好意的ではないという事だけだ。


女を抱き上げている人物は、こちらに視線を向けたまま、女を引きずるようにして、ビルの影の方に向かっていき、むつの視線から消えた。

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