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俺だけの魔法  作者: 柿の種食べ男
1/1

変なじじいと異世界転移

突然だが目の前に変なじじいがいるんだが?

目を擦って見てみる。

うん、やっぱりいる。


「変なじじいとは失礼じゃな!」


うおっ!?ビックリした!


「儂は神じゃ!それも最高神じゃぞ?」


ここどこだろ?「おーい?」なんか白い部屋みたいだけど壁とかは見えないな。「聞いておるか?」てか、何でこんなとこにいるんだ?「やっほー」


「おい!!」


「いってぇーー!何すんだ、このじじい!!」

急に殴ってきやがったぞ?!このじじい!


「人の話を聞かんか!それと、じじいはやめい!」

「儂の話どこまで聞いておった?」


「全然聞いてねぇーけど?」

そう素直に答えると、


「いや聞けよ!結構大事な話してたよ?!」


「おいじじい、キャラ変わってるぞ?それと、あんま叫ぶと唾飛んでくっからやめてくれ」


そう言うとじじいはまたも、


「誰のせいじゃ!だれの!!」

と大声で叫びやがった。

うわ!きったね!案の定飛んできてんじゃん!


「はぁ、まぁいいけど。何?神(笑)がなんか用?」


「(笑)は余計じゃ。まぁよい。」


そしてじじいは一息ついて爆弾発言をしやがった。


「お前には異世界に転移してもらう」


ーーーーーーーは?




ここで、俺の置かれている状況を少し冷静になって考えてみよう。


俺は高校2年生 上野かみの 冬司とうじ

1学期末の試験最終日を終え、土日何しようかなぁーとか考えながら帰り道を歩いていた。


「あ、そういえば面白いゲーム出てたって言ってたなー」

と、クラスの奴に教えてもらったことを思い出した。


うーん。買いに行くかなぁー、どうすっかなぁー。

まぁ、どうせ土日暇だし買いに行くか!

という結論になり教えてもらったゲームを買いに行った。


うん、ここまでは全然普通。むしろ地味。


そこから、家に着き自分の部屋に入りゲームを起動した。


「おっ、結構作りこまれてるなぁー」


そのゲームはよくあるゲームで、剣や魔法で魔物を討伐し、最終的には魔王を倒すゲームだった。

だが、顔、服装、スキル、ステータスなどはある程度細かくイジることが出来るようになっていた。


そこで俺は少しイケメンにし、身長も180㎝ぐらいにしといた。


「っと、スキルも選ばないとな。」


スキル多いなぁー。


大きく分けると

【剣術系スキル】 【武術系スキル】 【魔法系スキル】になる。

【剣術系スキル】には《剣術全般LV.1》や《片手剣LV.1》など、細かくあった。

【武術系スキル】にも同じように《体術全般LV.1》や《ボクシングLV.1》何て言うのもあった。


しかしやはり気になるのは【魔法系スキル】だろう。

【魔法系スキル】には《魔法全般LV.1》や《火魔法LV.1》の他にも《生活魔法LV.1》というのもあった。


「うーん、迷うなぁー」


とりあえず《生活魔法LV.1》は絶対だな。


『《生活魔法LV.1》を5Pt消費して手に入れますか?』


ん?5Pt?

画面の右下を見てみると30/30Ptと表示されていた。


「なるほど、2、3個選んだら終わりかと思ってたけど、30Pt分のスキルを手に入れれるのか」


それじゃあ決めていくかーーー。



最終的に決まったのが、

《生活魔法LV.1》(5Pt)

《剣術全般LV.1》(15Pt)

《索敵LV.1》(1Pt)

《鑑定LV.1》(3Pt)

《魔力上昇LV.1》(1Pt)

《無魔法LV.1》(5Pt)になった。


『決定を押すとスキルやスキンを変更することはできません。本当によろしいですか?』


OK!ポチッと


ーーーーーーそして冒頭に戻る。



ーーーーーー何も分かんなかったぞ?

何でここにいんの?どういう状況?


「整理できたかの?」


なんか目の前に変なじじいがいるんだが?


「いや、さっきまで話しとったよ?!なんでこの短時間で忘れとるんじゃ!」


「あぁー、じじいか。」


「じゃから、じじいじゃないといっておるじゃろう?!儂は神じゃ!」


また言ってるよ・・・・。


「はいはい」


「それ信じとらんよな?!信じてないときの反応じゃよね?!」


このじじいホントよく叫ぶなぁー。


「信じてる、信じてる。それで?俺はなんでこんなとこにいるんだ?」


「はぁー。言いたいことは山ほどあるがまぁよいわ。」

「さっきも言ったがお主には異世界に転移してほしい。じゃが今のまま行かれも向こうでは簡単に死んでしまうじゃろう。そこで、ちょうど向こうの世界と同じようなゲームをしていたお主に、ゲーム設定のまま向こうの世界に行ってほしいのじゃ。」


「なるほどな。一個質問。」


「なんじゃ?」


「なんで俺なんだ?俺以外にもあのゲームやってた奴いるだろ?」

当然の疑問だろう。


「あのゲームも理由の一つじゃが、もう一つ重要なことがあるんじゃ。それは、『魂の質』じゃ。」


「『魂の質』?」

なんか厨二っぽいこと言い始めたぞ?(最初っからだけどw)


「そうじゃ。」


「いや、そしたら尚更ダメだろ。自分で言うのもなんだが結構喧嘩とかしてるぞ?」

そう、なぜか知らんがよく喧嘩を吹っかけられるのだ。


「むしろ向こうの世界ではそれぐらいがちょうどいいのじゃよ。今から行くのは剣と魔法の世界じゃぞ?」


「なるほどな」

大体は理解できた。


「オッケー、オッケー。何で俺なのかは理解できた。」


「それでは、説明を続けるぞ?

顔や服は変わらずじゃ。それとゲームの設定とは別に儂から一つプレゼントをやる。簡単に死んでもらっては困るからのぉ。基本何でも良いが不老不死などは世界のバランスが崩れるからだめじゃ。」


おお!それはいいな!あのゲームには俺のほしいスキルが無かったんだよなぁー。


「それじゃ、《氷魔法LV.1》で。」


「即答じゃなぁ?!本当にそれでよいのか?氷なんて水から作れるじゃろ?」


ホントこのじじい分かってないな


「氷魔法は水魔法じゃ出来ないこともできるはずだ。それに、俺は雪とか氷とかが昔から好きなんだよ。」


「まぁ、お主がそれが良いというなら構わんがのぉ。後で文句は言わんでくれよ?」


そう言うと、じじいが手をかざしてきた。

すると、じじいの手から光の玉みたいなものが出てきて俺の中に入っていった。


「よし、これでよいかの。大体は説明したしそろそろ転移してもらうかの。」


そう言うと、俺の足元から黒い渦のようなものができてきた。


「転移場所は町に近い森の中じゃ。必要最低限のものはカバンにいれておくから確認しといておくのじゃよ?」


じじいが話してる間にも渦は広がり続け、段々と意識が遠のいていった。


世界を救ってくれーーーーー。

そう最後に聞こえたのと同時に俺の意識は途切れた。

読んで下さってありがとうございます。

誤字脱字があれば教えてください。


次回の予定はまだ未定です(~_~;)

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