表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/117

91.いざ、獣人の領地ーーーーむ?

お待たせてすいませんでした。

最近、忙しくて………では!

続きをどうぞ〜。

 


 もうすぐで、獣人の領地へ着く筈だったホタル達。そのホタル達は今、脚を停めてある物を見ていた。


「なんだこりゃ?」

「樹木の中に人……エルフ? がいますね。作り物にしては、リアル過ぎるので取り込まれたようにも思えますね」

「まったく、変な森に入ったかと思えば、最重要そうに大きな樹木にエルフがいるもんな」




 ホタルは、ディア・シーラから出てから三日間は獣人の領地を目指して森の中を突き進んでいた。途中から森がおかしいと気付いたのが三日目だった。

 街で買っておいた磁石がグルグルと方位がおかしくなり、霧までも出てきたのだから。その霧には微細な魔力も感じられて、明らかに魔法だとわかるぐらいだった。

 つまり、この森全体が迷いの魔法が掛けられており、人為的だということ。ホタルには『真・空間認識』があったから、その森でも問題なく進めたが、普通だったら出口も入口さえ、無いような迷路で迷って生きて出ていけないだろう。

 そのホタルは正解の道だけを進んでいき、ようやく霧が晴れたかと思えばーーーー




 森の中に開けた場所があり、たった一本だけの樹木にまだ少女に見えるエルフの姿をした木像みたいなのが取り込まれているのを見つけたのだ。それだけではなく、地面に魔法陣みたいなのが描かれているのが見える。


 む? あの守護四天陣とか言う奴が使っていた術式と似ているな?


 守護四天陣が使う陣は、複数が協力して術式を組む魔法であり、ここに描かれている術式はそれよりも大きくて、複雑だった。

 4人だけではなく、それよりも多い人数でやるような…………


 ホタルは地面にある術式に触れてみたが、魔力は全く感じない。魔力が切れていて、地面にある術式は止まっているのがわかる。

 しかし、その中心にある木像を取り込む樹木は魔力が伴っており、まだ健在だと思える。ホタルはこの時は既にそれが何なのか大体はわかっていた。




「封印か……」

「うーん、地面の術式はあの4人のエルフが使っていた弱体化のと似ていますね」

「成る程。つまり、あの樹木は封印の術式が込められており、完全に封印出来るまでに、この地面の奴で弱体化させていたわけか」


 これだけの陣を使わなければ、封印しきることが出来ないということは、封印されているエルフがそれだけに強大だということ。

 ホタルはそのエルフの木像を見て、面白そうだと思った。悪どい笑みを浮かべて、封印されている樹木へ近付く。

 その動きを見て、アルエルはホタルが何をしようとしているのか、すぐにわかった。


「まさか!? 何者かわからないのに封印を解くのですか!?」

「そうだ。何故、封印されているかわからないが、面白そうな事を俺が放って置くと思うか?」

「えぇー」


 封印を解く理由が面白そうだけで、アルエルは呆れていた。だが、強く止めようとは思わない。

 アルエルにしたら、ホタルが全てなのだから。




「ふむ、封印された扉みたいにやればいいのかな?」




 ホタルは木像の額へ触れようと近付くが、樹木の周りが光り、蔓がホタルを抑え込もうと襲ってきた。


「無駄だ」


 ホタルには身体を縛る魔法なんて、効かない。蔓がホタルに絡みついてもボロボロに崩れていく。封印した者へ近付かせないようにするための隠された陣だったが、『捕縛無効』を持つホタルには無駄なことだった。




「さぁ、復活しろ」




 額へ手が触れると、今度は樹木が光り出して天へ伸びていった。この現象は遠くにあるディア・シーラへ封印が解けたことを知らせるためだろう。

 ホタルはそんなことを気にせずに、木像から人肌を持つ姿へ変わっていく所に見惚れていた。

 その物がファンタジックだと思えたからだ。封印されていた少女は耳が長いことから、エルフだとわかったが樹木から完全に抜け出すとーーーー




「…………ん、まだ小さいな? 俺よりも背が低いぞ。これでアルエルよりも歳上だと言わないよな?」

「えっと、身体の成長は15歳を超えたら止まる筈です。これは、まだ15歳にもなってないですね」

「まだ小さい時から封印されていただと? 一体、こいつは何をしたんだ?」


 ホタルの腕には自分より背が低いエルフが眠っていた。人間だったら、8歳ぐらいだと思うだろう。


「まぁ、いいや。目を覚ましたら聞けばいいか。…………向こうでは、大騒ぎだろうなぁ」








 ーーーーーーーーーーーーーーーー







「まさか、あの光は!!」

「誰が解きやがったのか!? こっちでも大会の主催者が見つからねえのに!!」


 ディア・シーラでは、守護四天陣が帰ってきた後に主催者へ話を聞こうとしたが、その主催者の姿が消えていたのだ。

 今まで主催者を探していたが、見つからずにイライラしていた所にーーーー天へ伸びる光が昇っていったわけだ。

 守護四天陣達は封印されている存在のことを知っている。あとは、エルフの上層部に、女王も。

 あの存在は、何なのか?


「クソ、あいつが復活するのかよ…………、復活させた奴はあいつの事を知らねえのかよ!!」

「あれ、あの方角は…………まさか!」

「もしかしたら、あの子供じゃない? 逃げていった方角に近いみたいし」

「彼奴らが解放したと言うのか!?」

「その可能性は高そうです。あの子供は陣が全く効いていませんでしたから」


 少女のエルフは子供に封印の陣が効かなかったことを思い出す。だが、何のために復活させるのかわからなかった。

 あの存在は、人間、エルフ、獣人、魔人のどれに取っても害にしかならない存在なのだから。その存在のことをエスラドがポツリと漏らす。




「全ての存在を否定する者、エルメス・ララディス…………」










封印を解いちゃいました!

その後はどうなるのか!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ