74.脅威……ではないな。
はーい、続きです。
やっぱり。
テンプレ通りに現れるとか、単細胞過ぎねぇ?
返り討ちにされるのを予想してないとか、頭の作りはどうなってんだか。
「グヘヘッ、俺らを無視をした罰だ。子供は奴隷にして、女は皆の慰め人形になって貰おうじゃないか!」
森へ向かったホタル達は、ぞろぞろと現れた男達に囲まれていた。ギルドでアルエルを下心でパーティに誘った男がゲスい笑い方でホタル達と相対していた。
冒険者のくせに、盗賊みたいな奴等だなと思ったらーー
称号に盗人、同族殺しの悪人とか出ているから、こいつらは盗賊も兼任してんのか。
ギルドは何をしてんだか…………。
ホタルは10人ぐらいの数に囲まれていても、1人ずつに解析を使っていた。
殆どの人が100~150で、一番高いのが250だった。これでは、さっきのエルフの方が高かった。
あ、ちなみに襲ってきたのは全員が人族だ。
エルフの街には人間、エルフ、獣人などの種族がいたが、人間が一番多いように見えたのを思い出す。
大会が近いからなのかわからないが、今は人間が沢山いて、こいつらみたいな低俗な奴もたまにいるだろう。
とりあえず、こいつらはホタルの相手ではない。
「力の差を見破れないとか、長生き出来ないぞ。あ、今に死ぬんだったら忠告はいらないんだったな」
「このガキは自分の状況がわからないようだな? 傷は少しぐらいなら付けてもいい!! やっちゃまえッ!!」
一番ステータスが高かった男がリーダーのようで、周りにいる盗賊崩れの冒険者達がこっちへ向かってきて、拳を握っていた。
こちらは8歳の子供と15歳の女の子にしか見えないようで、武器なしでも楽勝だと思ったのだろう。
「クズが」
手始めにアルエルが魔法を使う。ここは草原で木々は全くない場所である。襲って来るのはわかりきっていたので、得意の火魔法を使えるように、草原を戦い場所に選んだのだ。
”火炎華”
地上に逃げ場はないというように、火が広がっていく。先に動いていた男は炎に飲まれて、HPを0にしていく。炭化させていき、元の姿がわからないぐらいに焼かれていた。
残りはリーダーを含めて、4人だけになった。生き残った者は、ヤバイ相手に手を出したことに気付いたのか、この場から逃げ出した。
「そうそうと経験値を逃がすかよ」
追撃はホタルの疾風だ。スキルレベルが高くなっているので、正確な場所を狙って、4人の頭を包み込んだ。
包み込んだ瞬間に苦しみ始めて、転げ回る。それでも、疾風は晴れない。
そのまま、【病苦】が苦しめながらHPを減らしていった。そして、誰も疾風から逃れることも出来ずに死んだのだった。
弱いな……。明日の魔闘技会はあいつらよりも強い奴が現れたらいいんだがーーーー
《レベルアップしました。サイバー・リトルヒューマはLv1からLv2になり、スキルポイントが増えました》
《スキルの経験値が貯まり、『疾風Lv9』にレベルアップ致しました》
《スキルの経験値が貯まり、『反動耐性Lv6』にレベルアップ致しました》
おっ、久々のレベルアップじゃん。
雑魚のこいつらでも、経験値の足しになったんだな……。
ありがとう! 君達のことは1秒だけは忘れないであげるよ!!
はい、忘れましたーーーー。
で、ステータスはどうなってんだ?
盗賊崩れの冒険者は宣言通りに1秒だけ記憶に残してあげたが、すぐに削除したのだった。
久々のレベルアップだが、今までは自分より弱い相手にしか戦っておらず、アークは殺せてなかったから、経験値は入らなかったのだ。勿論、イングランドラゴンは論外だ。
レベルアップした後のステータスだが、前よりは格段に上昇していたのがわかる。
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サイバー・リトルヒューマ(名称 ホタル)
Lv2
HP:551/551
MP:370/380
SP:480/490
物攻 101
物守 495
魔攻 100
魔守 495
速度 385
スキル
〈継承〉
『機人形Lv3』、『大天使の右手Lv3』
〈上級〉
『状態異常無効』、『捕縛無効』、『真・空間認識』
〈中級〉
『疾風Lv9』、『偽造永久機関Lv5』(+320)、『メテオインパクトLv2』
〈下級〉
『解析Lv8』、『雷獣Lv5』、『咆哮Lv3』、『望遠Lv3』、『魔力操作Lv5』、『気配操作Lv6』、『HP上昇(小)Lv6』、『斬撃耐性Lv6』、『打撃耐性Lv6』、『衝撃耐性Lv7』、『嗅覚強化Lv4』、『火耐性Lv1』、『水耐性Lv1』、『土耐性Lv1』、『風耐性Lv1』、『雷耐性Lv1』、『光耐性Lv1』、『闇耐性Lv1』、『反動耐性Lv6』、『痛覚耐性Lv8』
称号
『狂戯の霊魂者』、『迷宮の踏破者』、『継承者』、『死霊の撃退者』
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うんうん、強くなっているな。
それにしても、疾風は前に見た時はLv7だったような気がしたが、何処かで聞き逃したかな?
まぁ、いっか!!
「すぐ依頼を片付けて、宿に泊まるどー!」
「イエッサー!!」
2人は盗賊崩れの冒険者の死体には見向きせず、討伐依頼で討伐対象になっている魔物を探しにいくのだった…………
いつでも感想と評価をお楽しみにしております。
では、また〜。




