表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/117

6.レベルアップ

おはようございますー。

本日二話目になります。


 


 《レベルアップしました。サイバードルグはLv1からLv2になり、スキルポイントが増えました》

 《スキルの経験値が貯まり、『解析Lv2』にレベルアップ致しました》



 え、ネズミを倒しただけでレベルアップ!? 魔物じゃなくても、上がるんだぁ…………


 ホタルは麻痺っているネズミの喉を踏みつけて、骨を折って殺していた。食料に……と考えての行動だったが、ネズミを殺しただけで、レベルアップしたことに驚いたのだ。


 あ、食料のために殺したけど、今の俺に食事は必要かぁ?

 いや、食べなかったらエネルギーはどうなってんだよと言われそうだな。神のお言葉(笑)に…………






 ツッコミはなしか。ツッコミがないのは虚しいな…………

 まぁ、いいや。ふざけるのやめて、レベルアップした解析の効果を調べんと!!


 レベルアップした解析で自分に使ってみた。


 ーーーーーーーーーーーーーーーー


 サイバードルグ(名称 ホタル)

 Lv2


 HP:11/11


 ーーーーーーーーーーーーーーーー



 おっ! HPがわかるようになったが…………11とか少なすぎじゃね?

 魔物から一撃でも貰ったら死ぬんじゃねぇのか! 強くなるまでネズミでも狩っていろってことか!?


 ギャーギャーと騒いだつもりだったが、声はザー、ザーッとしか出なかった。これ以上、叫んでも虚しいと思い、寝転がって黙った。

 ホタルはここが何処かまだわかっていないのに、無装備に寝転がっていじけていた。


 あー、あー、もう一回転生とか出来ねぇのか?

 こんな身体で強くなれんのか?


 不満、愚痴を垂れ流すが返事を返してくれる者はいないので、数十秒ぐらい寝転がってから諦めたというように溜息を吐きながら起き上がる。




 もうこの身体に転生したことなんだし、もう愚痴を言うの止めよ……

 俺以外のサイバードルグという種族に失礼だもんな。この身体でも必死に生きているかもしれないし。

 他のサイバードルグに出会ったら、生きるのを頑張っているな。と挨拶をするのもいいだろう。まぁ、いきなり襲い掛かって来なければなーーーー


 切り替えが早いのが長所であるホタル。悪い言い方をすれば、物事を軽く考えているとも言える。

 転生が出来ると知った後に、殺されることを特に感想を持たなかった相手に物事を軽く考えていると言われてもしょうがないだろう。




 はぁ、このHPじゃ、魔物とやるのは無理だろうな。しかし、ここは魔物いるのか?

 十分ぐらいは歩いているんだが、全く会わないな?

 いや、会わないのはいいことだが、なんか不気味だな……




 チュ?




 ーーーーあ、ネズミだ!! 経験値を寄越せーー!!


 不気味だと思った思考はあっという間に忘れ去って、再び見つけた魔物でもないネズミへ突撃するホタル。


 天才でも生きる(強くなる)ためにも必死になれることを証明したホタルであった。











 だが、ネズミは捕まえられなかった。四足走法にまだ慣れていなくて、転けたからだ。





 チクショー!! 経験値がぁーー!!




 もし、他の生き物が見ていたらこう思うだろう。




 ドンマイっ!(笑)と…………







ブックマークに登録して頂きありがとうございます。

誤字を見つけたら教えて頂けると助かります。では、続きをお楽しみにっ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
[一言] この先どう進化するのか楽しみです。 それと→誤字を見つけたら教えて、と書かれていましたが、誤字報告キャンセルでした。 ちなみに、無装備に寝転がる→無防備に寝転がるかと。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ