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53.氷世界のダンジョン

はい、今回はダンジョンに入りますよ!

 


 兵士を片付けたホタル達はまず、食事をした。ホタルは人間を食う事に躊躇はない。初めのダンジョンを出た時に人間を二人殺して食べたことがあるから。その時は少しは躊躇していたが、美味しいとわかったので遠慮はしなくなった。

 アルエルは流石に人間を止めたといえ、前まで同族だった者を食べるのは無理だったようだ。

 だから、アルエルはここに着くまでに倒した狼の魔物、ジャーウルフを料理しているのだ。いい匂いがするので、出来上がったら分けて貰おうと思っているホタル。


「あの、鎧ごと食べていますが……?」

『ん、これもスキルのお陰で鉱石類も食べれるようになったんだ。味は煎餅せんべいに近くて、パリッとして美味しいぞ』

「スキルって、凄いんですね……」

『確かに。万能じゃないといえ、スキルは便利だよな』


『鉄喰』と言うスキルがなかったら、流石に鉱石は食べられなかっただろう。不可能を可能に変えられたスキルは素直に凄いと思う。限界はあるが…………。








 食事が終わり、2人はダンジョンの入口前に立つ。ダンジョンは何が起こるかわからないので、何かが起こっても大丈夫なように覚悟だけは決めていく。

 そして、二人は中へ入って行くーーーー






『ダンジョンって、偉大なんだ……』

「うぇっ、何処が偉大なんですか!? 氷、何処を見ても氷ばかりじゃないぃぃぃぃぃ!!」




 《1階層》




 ダンジョンに入ったという根拠が頭の中に流れた。神のお言葉(笑)が場所を知らせるのは、ダンジョン内だけだとホタルは知っている。

 だから、ここは間違いなくダンジョンであるのだが…………。


 周りを見回しても、氷ばかり。

 アルエルが嫌そうな顔をするのは仕方がないだろう。人造人間でも体温を感じるので、ここは寒すぎるだろう。ちなみに、ホタルも全身機械で出来ているのに、何故か寒さを感じている。

 もしかして、魂が前世を記憶しているから、機械の身体でも体温を感じるのかもしれない。


『止まってないで進むぞ』

「本気ですか!? 準備なしで先に進むのは危険過ぎですよ!!」

『準備って、俺達は現地調達で来ているのだから、戻ったとしても何も準備出来ないぞ? それに、時間も無駄にするだけだ』

「えぇっ……、毛皮とか」

『毛皮ならここでも取れるだろ……あ、毛皮候補が現れたぞ』


 現れたのは、毛深い身体をして氷の棍棒を持ったゴブリンだった。


『名前はスノーゴブか。安易な名前だが、あの毛皮は暖かそうだぞ?』

「臭っ!? あのゴブリン、物凄く臭いんですけど!?」

『ははっ、氷の世界で生きているゴブリンが臭いとか…………臭ぁぁぁっ!! 鼻が痛い!! 鼻が痛くなる程の臭いって、なんだよ!?』


 嗅覚強化を持っているホタルには死ぬ程にキツイ匂いが鼻をよく通った。鼻の痛みを我慢して、名前しか見てなかったステータスをよく調べてみたら…………



 ーーーーーーーーーーーーーーーー



 スノーゴブ

 Lv9


 HP 47/47

 MP 15/15

 SP 34/34


 物攻 49

 物防 38

 魔攻 13

 魔防 14

 俊敏 33


 スキル

 〈下級〉

『腐臭Lv5』、『酸臭Lv2』、『棒殴りLv4』、『豪寒耐性Lv5』、『臭散強化Lv9』


 ーーーーーーーーーーーーーーーー



 ホタル達から見たら、ステータスは雑魚中の雑魚だ。だが、臭いのスキルが2つあり、それを『臭散強化』が嫌な臭いを強化させていた。

 ホタルの鼻が曲がるどころか、痛む程にだ。




『近くに来んな! ”電磁盾”!!』




 新たな技、『電磁盾』は縦長に伸ばされた丸い形をしており、ホタルの五メートル先に発現した。ホタルはスノーゴブの動きを阻害しよう発動していたが、予想してなかったことが起きた。

 スノーゴブは走っていたため、電磁盾にぶつかり…………




 アバババババぁぁぁ!?




 スノーゴブは身体を痙攣して、立ったまま麻痺っていた。


 おっ、防ぐだけではなく、触れたら麻痺らせることが出来るのか!?


 雷牙よりは使いやすいなと思った。電磁盾は動かせないが、最初に発現する場所を十メートル以内なら、何処でも自由に発現出来るようだ。




『臭い毛皮は要らないだろう! アルエル、やっちゃいな!!』

「イエッサー! 塵になりなさい、”火球”!!」


 麻痺ったスノーゴブは自分の身体の半分もある火球を避けられず、そのまま喰らった。

 悲鳴を上げるが、それはすぐに止んだ。あっという間にHPが0になったからだ。


『倒したか。だが、1階層には、スノーゴブが沢山いそうだから、現れたら燃やしてやれ』


 疾風では、遺体が綺麗に残ってしまうので臭いも消えない可能性がある。だから、火魔法を使えるアルエルに任せるのだ。


「ダンジョンの魔物って、弱いのかな?」

『浅い階層の内ならな……。4階層辺りまで降りたら、多分ヤバい奴がウヨウヨしているかもしれん』

「降りていくごとに、強くなっていくのですね」

『あぁ、前のダンジョンはそうだったし、他のダンジョンも変わらないと思った方がいい。そうでないと、死ぬぞ』

「い、イエッサー!」

『よし。さて、先にスノーゴブ以外の魔物を探して、毛皮を手に入れて置かないとな』


 2人は階段を探すついでに、防寒着を求め、獲物を探すのだった…………。






あ、知っている人もいますが、一応報告します。タイトルを変えました。

今後も、この作品をよろしくお願いします。

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