表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/117

52.見つけ

続きをどうぞー。

 


 辺りに疾風が撒き散らされており、6体のイビルモンキーが倒れている。


 レベルアップした疾風の相手にならなかったな。操作性が上がると、複数相手にも余裕で相手に出来るようになったぜ!!


 《レベルアップしました。サイバディクスはLv10からLv11になり、スキルポイントが増えました》

 《スキルの経験値が貯まり、『反動耐性Lv3』にレベルアップ致しました》

 《スキルの経験値が貯まり、『雷獣Lv5』にレベルアップし、『電磁盾』を使えるようになりました》


 おっ、前にレベルアップしたのも合わせて、レベル11になったなー。

 今のステータスは……。



 ーーーーーーーーーーーーーーーー


 サイバディクス(名称 ホタル)

 Lv11


 HP:215/215

 MP:175/175

 SP:250/250


 物攻 45

 物守 210

 魔攻 40

 魔守 210

 速度 125


 スキル

 〈継承〉

『機人形Lv3』


 〈上級〉

『状態異常無効』、『捕縛無効』


 〈中級〉

『疾風Lv6』、『偽造永久機関Lv4』(+320)


 〈下級〉

『危険察知Lv7』、『解析Lv8』、『雷獣Lv5』、『望遠Lv3』、『魔力操作Lv3』、『気配操作Lv5』、『HP上昇(小)Lv5』、『斬撃耐性Lv5』、『打撃耐性Lv6』、『衝撃耐性Lv7』、『魔力感知Lv3』、『嗅覚強化Lv4』、『反動耐性Lv3』、『痛覚耐性Lv5』


 称号

『狂戯の霊魂者』、『迷宮の踏破者』、『継承者』、『死霊の撃退者』


 ーーーーーーーーーーーーーーーー



 アルエルと一緒にいた時、ホタルも少しだけレベルを上げていたが、ダンジョンにいたよりは余り上がってない。

 進化も前までは10だったが、今は10で進化せずに、レベルアップしている。次の進化は何レベルかわからないが、山に着く前に進化出来るようにしたいと考えていた。

 今みたいに群れで襲ってきてくれないと、なかなかレベルアップしないがな。


 雷獣は…………また攻撃技じゃないか。名前に盾と出てるし。


「この調子で、魔物を狩りながら山に向かいますか?」

『そうしたいが、それだと時間を喰うよな。あの馬車が戻ってきたら危険だし』

「なら、襲ってきた魔物だけを相手にし、こちらが先に見つけても無視する方向でよろしいですか?」

『そうだな』


 襲ってきた魔物だけを相手にし、先へ進むと決めた。目的の山まで向かい、魔物にも襲われるのを含めて考えると3日ぐらいは掛かると推測する。


『よし、向かうか』






 ーーーーーーーーーーーーーーーー




 5日経ち、ようやく目指していた山の付近まで着いた。そして、山の付近にログハウスがあり、兵士の姿をした人が立っていた。


「やっぱり、ホタル様が言っていた通りに何かがあるみたいね」

『む、あの洞窟は……』


 ログハウスがある場所の近くに構えている洞窟があった。魔物の巣だったら、ログハウスが近くにあるわけがない。なら、あの洞窟は……


『まさか、ダンジョンか!?』


 ホタルはチャンスだと思った。もし、クリア出来れば継承スキルを手に入れることが出来るのだから。

 周りにいる兵士達がいることから、既に入っている者がいるかもしれないが、まだクリアされてない可能性もある。

 なら、ホタルがやることは一つだけだ。


『おい、山に登る前にダンジョンへ挑むぞ!!』

「イエッサー!」


 ダンジョンのことはホタルから聞いている。珍しくスキルがあり、強くなれるなら挑んだほうがいいのはわかるからだ。

 兵士の数はアルエルによると、ログハウスにいる数も含めて、10人。外には5人が警備をしていて、ログハウスは休憩している5人だろう。


『俺は中にいる奴を殺す』

「では、私は魔法で外にいる人を吹き飛ばします」


 役割を決め、ホタルは外にいる兵士に見つからないようにログハウスの後ろへ忍び寄る。まず、中を壊滅させたら、アルエルが動く方針になっている。


 一回分の疾風じゃ、5人をやるのは難しいが、ログハウスなら密封に近いからーーーー


 ホタルは隙間を見つけ、中へ疾風を一気に流し込む。

 中にいた兵士は突如に苦しみ始め、外に知られずに皆を殺した。

 アルエルはログハウスにいた兵士が死んだと音で理解し、『火炎獅子』を五体発動した。






「なんーーーー!?」

「熱い!! あぁぁぁーー!!」

「貴様! 何者だ!?」


 急に炎の獅子に襲いかかれてしまい、殆どの人は反応が遅れていた。『火炎獅子』が効いたのは4人で、兵士長だと思える者がアルエルの魔法を水魔法で迎撃していた。

 更に、水魔法で兵士達の消火もしていた。


「あら、やりますね」

「なんだ、その奇妙な耳は!」

「き、奇妙って……、気に入っているのに……」


 アルエルの耳はホタルに褒められたから、気に入っていた。奇妙だと言われ、怒りで魔法を放とうとする。




「斬り裂け、”鎌鼬かまいたち”」




 今度は、風魔法の『鎌鼬』が兵士達を襲う。その数は、10発を超えていた。『火炎獅子』によって、ダメージを受けた兵士達は避けきれず、HPを0にして死んだ。


「舐めるな! ”水流壁”!!」


 無事だったのは、兵士長だけで水の壁が殆どの鎌鼬を防いでいた。威力が高かったから、何発かは壁を突き抜けたが、兵士長は向かってきたのだけ剣で斬り伏せていた。


「あ、ヤバイかも。私だけではキツイみたいですわね」

「1人だけで攻めてくるとは、馬鹿な奴だな。4人はやられたが、まだログハウスには5人もいるぞ。降伏しろ!!」

「お断りよ。あのダンジョンは私達がクリアさせて貰うわ」

「やはり! あのダンジョンが目的だったか…………私達?」


 1人しか姿が見えないのに、アルエルが私達と言ったことに、他の仲間がーーーーと考えていた所に胸から銀色の刃が飛び出していることに気付いた。


『残念だったな』

「ごふっ、ま、魔物だと……」

「死んでいなさい」


 急所を狙われて、他の場所に意識を向けていたため、すぐに反応は出来なかった。最後はアルエルの鎌鼬によって、首を落とされたのだった。

 これで、ダンジョンの側にいた兵士達を排除出来たのだった…………






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ