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31.人骨

本日二話目!

 



 3階層に着いたホタルは、まずマイホームを作りたいと思う。魔物の巣を襲って、奪ってから転がっている石を捨てるだけだが。


 んー、ララットかギガゴキーボン辺りの巣で充分かな?


 自分の身体を見てみるが、相変わらず犬型のロボット。今はドーベルマンの身体に似ていて、全長1メートル50センチぐらいの大きさがある。

 サイバードルグから大きくなったなぁと感慨にふけっていたら、巣っぽい穴を見つけた。

 ホタルはすぐに突入をせずに、危険察知が反応しているか確認する。


 ふむ、自分より強い魔物いないみたいだな。

 よーし、突入ぅぅぅ!!


 自分で号令を出し、巣の前に出るのだったがーーーー




 …………いないか。既に廃棄された巣みたいだな。

 食べカスみたいな物が散らばっており、硬い部分である鱗や骨が多かった。

 その中に、他のと違った骨が混じっていた。


 ん、あれは人骨じゃん。鎧や兜があることから兵士か?


 人間の骨を見つけても、ホタルは動揺することはなかった。ベディゴキア達のキモさに慣れてしまえば、人骨があったぐらいでは驚かない。

 あの化け物と比べれば、恐怖なんて皆無だ。


 む、アレは…………、剣じゃん!!

 いいね、剣や魔法を見ると異世界に来たと実感を味わえるよなー。

 ホタルは口で咥えて、長剣を持ってみた。しかし、重い。バランスが悪くなっていた。


 使えねー、長剣じゃ自分の動きが悪くなるじゃん。せめて、短剣が……って、あったよ。




 人骨から離れた場所に一本の短剣が転がっていた。刃はまだ綺麗だったことから、この人骨は死んでからの間が短いと思える。よく見れば、銀製で切れ味は良いと言えないが、使えない長剣よりはマシだと考えた。


 これなら、使えるかな?


 口に咥えて、重さやバランスを確認して、動き回ってみる。長剣程に重くはなく、短刀だから小回りも利く。


 よし、これは貰っておこう!

 んで、ホームも………、人骨を前にて寝るのは気味が悪いな。

 細かい物が多いから、掃除も面倒臭いな…………。


 しばらく考え込み、寝る場所だけを掃除して、人骨も外へ放り出す。


 これで大丈夫!

 さぁ、寝ようーーーーグゥッ……。






 凄く疲れていたのか、ホタルは一瞬で深く眠っていた。そのまま、半日は寝ていそうだったがーーーー



 危険察知と魔力感知に反応があり、飛び起きた。




 ゴッ!




 ホタルの前には地面を叩いた長剣があった。その長剣は邪魔だから人骨と一緒にホームの外へ捨てたのだ。

 捨てた筈の剣を使っている者は誰だと顔を上げると…………




 骨が立っていた。




 ぎゃー!?

 お、お化け!?

 …………って、さっきの人骨じゃん!?


 また剣を振りかぶって叩きつけてきた。その初動が大きかったから簡単に避けられた。


 なんで、人骨が動いてんだ…………いや、こっちには解析があったじゃないか!!


 早速、解析を人骨に向けて使ってみるとーーーー



 ーーーーーーーーーーーーーーーー


 スケルトン

 レベル1


 HP10/10

 MP10/10

 SP10/10


 物攻 10

 物守 10

 魔攻 10

 魔守 10

 速度 10


 ーーーーーーーーーーーーーーーー



 魔物かよ!

 って、弱いな? まるで、生まれたてのような……。


 そこまで思いかけて、さっき捨てた人骨がスケルトンだった……ではなく、あの人骨が今にスケルトンへなってしまったのでは?


 うわぁ、ファンタジーな世界だな。ただの人骨が動き出すとか、初めて見たぞ。

 おっと、先に片付けないと眠れないや。


 ホタルは疾風で終わらせようと思ったが、スケルトンの身体を見て、あることに気付いた。


 待てよ、骨は【病苦】になるのか?

 ならなそうだな……。


【病苦】どころか、状態異常も効かなそう。なら、普通に噛み付いたり踏みつけたりすればいいだけだ。

 ホタルは振り下ろしてくる剣を避け、首辺りに噛みつきーーーーそれだけでHPが0になった。


 弱っ。

 そんなことはどうでもいいとして……、この階層は何かがありそうな感じだな。


 さっきまでは人骨が反応してなかったのに、ホタルが巣に現れたことで、人骨が急に魔物になったのは偶然だと思えなかった。人為的な作為にしか見えない。

 今は寝ている場合じゃないと思い、横に置いていた銀の短剣を口に咥えて、警戒を高める。




 何かがいる……!?




 僅かだが、魔力感知と危険察知が反応している。ホタルが気付いたことを悟ったのか、反応していた物が姿を見せる。岩の黒い影から少しずつ身体を持ち上げるように現れる。




 黒いローブを着ていて、手にはカンテラを所持している何かが…………







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