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第三章⑫
「……女の子二人で私の見せに来てくれるなんて嬉しいわ、ねぇ、遠くから見てて気になったんだけど、どうなの二人は出来てるの?」
「出来てるだなんて、」
「はい、先輩の言うとおりまだ、でももう少しです」
「ちょ、ナオちゃんってば」
「二人はどういう人間関係?」
「ただの先輩後輩です」
「隠さなくったっていいじゃないですか、ただの先輩後輩だなんて、酷い」
「ああ、ごめん、ごめんね、ナオちゃん、でも、そういうことはきちんと手順を踏んでから」
「手順なんて知りません、私はもう、先輩の舌の上で転がされている飴玉です、私は溶けて、先輩は甘くなって、こういう関係なんです、そうですよね?」
「ちょ、ナオちゃんってば」
「……君が転がしているような気がするけれどねぇ」
「いえ、私は転がされる方なので、先輩に転がされたい、一緒に回転して、私は堕ちたい」




