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禁断の関係  作者: 柚乃
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序章:私とあなたの出会い

「ねぇ、こんなところでだめだよ、」

「大丈夫。今は私と二人きりなんだから。」

「でも、」

「でもじゃない。ね?ぜーんぶ見せてよ。」


こんなはずじゃなかった。けど、あの日にすべてが変わった。



「新入生の皆さんご入学おめでとうございます。今年度の生徒会長を務めています。3年2組佐藤杏奈(さとうあんな)です。本日は新入生歓迎会です。部活動の紹介や生徒会の紹介、一年間の行事などの紹介があります。ではまずは…」


生徒会長の司会と共に新入生歓迎会が始まった。


「なんか、生徒会長真面目過ぎて無理かも。つぐみわかる?」

「そー? 優しそうな人っぽいけどね」


わたしはこの春、高校一年生になった高井(たかい)つぐみ。

今一緒に話をしていたのは、中学からの友達である熊井優菜(くまいゆうな)

優菜とは中学の時に部活が同じで仲良くなった。少し言うことがきついときや強いときがあるが、私には優しく接してくれる。



「続いては、部活動の紹介になります。」

(部活か、特に入るつもりないし。)


私は中学の時、吹奏楽部に所属していた。ここの高校は吹奏楽の強豪校で全国常連校となっている。

しかし、高校で続けようとは思っていない。私自身、ここの高校は大学進学をするために選んだ高校だったから両立をしようとは思っていない。


「最後に、吹奏楽部の紹介です」


そのアナウンスの直後、演奏が始まった。


「すごくね」

「めっちゃ上手だよね」

「すげぇ」


みんな口々に言い始めた。

圧倒されるほどの音の揃い方、音色、音量。

私も圧倒されていてただただ見とれていた。


演奏終了後に、部長からの挨拶があった。

「新入生の皆さんこんにちは。吹奏楽部です。私たちは全国大会を目指して日々練習に励んでいます。皆さんと演奏できることを楽しみにしています。本日の放課後音楽室で見学会してるので良ければ覗きに来てください。」


私は部長さんの挨拶の時に見つけた。サックスを吹いている生徒会長を。


教室に戻り、優菜と話していた。

「つぐみは吹奏楽入らないの?」

「そうだね。特に入るつもりはないかな。」

「でもさ、見学行ったら気が変わるかもだし、行こうよ!」

「えぇ、まぁ優菜が行きたいなら一緒に行くよ」

「じゃあ、今日の放課後行こうね!」

「わかった」



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