表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/16

対戦ゲームとは快楽と共にストレスを与えてくるものである。

初志貫徹

はじめに思ったことを最後まできっちりとやり切る。私の好きな言葉です。


できるかどうかは別として。


というのも、最近俺はこのゲームをやる理由となったヒーロー的行動ができてないように感じる。


つっても、そんな行動をするモデルを求めるなら先生のやる通りマッチポンプもどきが一番なのは理解できるんだがなぁ…


それでも納得できないのが俺である。


ここでゲームから逃げる?それができる俺ではない。


ヒーローをやめる?それは結構有力な手だ。問題点として先生は認めないだろう。


なら転職する?不可能だ。今の時代、俺レベルを雇ってくれるのなんてあそこくらいしかない。


どうしようもない現状、今は先生の奴隷もどきなんてものを続けなくちゃならない。


別にその立場に対して嫌って感じてるわけじゃない。むしろ心地はいいくらいだ。


憧れの先生のもとで働けてるってだけで、苦しみは全部吹っ飛ぶようなくらいだ。わかるだろ?


ってことで最後の策、運を信じる。これしかない。


バカみたいだと思うだろ?ところがどっこい、こういう時には「引き」ってのが重要だ。


俺はとある音ゲーのガチャで最高レアを10連ごとに一体最低出すっていう奇跡的日々が続いたこともあって、ゲームを変えるたびに2ヶ月くらいそんな日々が続くレベルの豪運。


このゲームを始めてからまだ1ヶ月程度。


まもなくイベントもある。


イベントは探索型。第一回はバトロワだったらしいが、未参加だったから知らない。つまりこれは第二回らしい。


二回目だ三回目だなんてのはどうでもいいことで、俺は俺の豪運を信じて明後日のイベントに臨むしかない。


これが現実で、変えようのない最後の希望だ。


これで先生のネタになるようなことをできなかったら、俺は捨てられるだろう。


今まで大したネタも提供できてないんだ。そうなっても文句はないが、個人としては超嫌だ。


一度聞いたらそんなことはないと先生は言ってくれたが、それが真である保証はどこにもない。


「…やるしかない…な」


やるしかない。やらざるおえない。自分を信じろ。


成せばなる。成さねばならぬ何事も。やってみてから考える。そっちの方が性にも合う。


「ッシ!やるか!」


俺は、パチンと両頬を叩いて気合いを入れる。


「えーっと…マーシャルアーツの練習アプリはー…」


俺は、戦いの準備を始めるため、VRのヘッドギアを被るのだった。

豪運の話は、作者の実話です。マジの話。音ゲーは「プロジェク◯セ◯イ」ってゲーム。


ゲームのストレスはやっぱみんなわかると思う。

重大事変クエスト一発死ふざけんな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ