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新天地へ旅立つ前に

「捕まってるっていうのは……?」


「前にも話したけど、俺出身・出自で遭難者を選んだんだが、それのせいで新大陸スタートだったんだよ」


「前に言ってたどこかわからないっていうのはそういうことだったのか……」


「でな、当てもなく彷徨ってたら人にあったんだ。で、その人っていうのが獣人族なんだが――――――」




「――――――なんか捕まって労働力にされてるんだわ」


「なんかって……。何かしたんじゃないのか?」


「いや、あっちの文化?みたいな感じらしい。俺はプレイヤーで殺しても復活するからって不死身の兵士みたいな要領であちこち連れ回されてモンスター狩りをさせられてるんだが、まあ俺以外のNPCなんかの扱いはかなり酷くてな~」


「というと?」


「まあ、奴隷みたいな扱いだよ。あいつら自分達こそが真の人類だーみたいなこと言ってたし」


「それ、絶対そのうち反逆してくるだろ……」


「まあ、そのうちそういうイベントはありそうだな。んでまあ、それなりに楽しい生活だったんだが、流石に飽きてきてな。逃げたいから手伝って欲しいってわけ」


「なるほどな……。運営に相談すればいいんじゃないの?」


「それも考えたけどなぁ……。ちょっと脱獄とかしてみたいな〜って思っちゃったんだわ」


「なんだそれ」


「手伝ってくれれば報酬もあるぜ?といっても多分未発見のダンジョンの情報だけどな」


 なかなか大変な依頼だし、そのダンジョンとやらが発見されない確証はない……。とはいえ、新しい言語を探すついでだ。細かい話は今後詰めていくとして、だ。


「うーん。わかった、引き受けるよ」


 正直、ちょっと楽しそうだと思ってしまった。国を出し抜けたら多分かなり面白い。というわけで、引き受けることにした。それはそれとして、守谷の話を聞いて気になったことがある。


「実は新大陸にある獣人の国って既に発見されてるんだけどさ、近づいたらほぼ初期装備のプレイヤーに暗殺されるって噂があってな……」


「あ、たぶん俺だね」


「お前だったか……」


 獣人の国自体は既に発見されていた。しかし、謎のプレイヤーやNPCによる襲撃によって近づけない国として話題になっていたんだが……、まさかの知り合いだった。ちなみに亜人の国は他にもいくつか発見されているが、他の国は比較的友好的らしい。


「謎のプレイヤーがかなり強いって話題になってたぞ」


「へえ~、嬉しいね。有名人ってことだ。とはいえ、持月だって有名なんだぜ?獣魔王リオンに勝ち、剣神と仲が良くしてる姿が発見され、さらには空兵龍SOLを撃ち落とした期待の新人って。あ、後はお姫様抱っこされて恥ずかしそうにしてたのが一部の層に刺さってるとか」


「おい、最後」


「本当に知らないのか?なんか神々しかったって話題だぜ?」


 たしかにあの時のヨミは天使の加護の効果で天の使いみたいに見えなくもなかったが……。そんなことで話題になりたくなかった……。まあ、過ぎたことだし、気にせずにいよう……。


「少し準備はさせてもらうけどいいか?」


「もちろん。むしろ時間かけてくれる方が助かるまである」


「わかった。準備でき次第また連絡するよ」






 さて、予期せぬ依頼によって獣人の国、獣王国「ルナーミア」に喧嘩を売ることになった訳だが…‥。


「何を用意したらいいのやら……」


 国から人を1人脱走させるのに必要なものが何か、それを考えてみるものの中々思いつかない。というわけで、ひとまず情報収集だ。今日は工房にいるウォーグに話を聞くことにした。




「いや、俺にも読めねぇ」


 ひとまず、エデン・ヒストリアを渡して読めるか試してもらったがダメだったらしい。ただ、読めない理由は知らない言語があるからということ。これで本格的に言語を探す理由ができたかもしれない。


 そして、本題。獣王国について。


「ルナーミナに捕まってる知り合いを脱走させたい……か」


「ああ。方法に悩んでる、というより俺はあの国のことを何も知らないからな」


「そうだなぁ……。俺も詳しくはねぇが、知り合いに獣人がいる。今度そいつのところに行ってこい。話はつけとく」


「わかった。それと装備の作成、頼んでいいか?」


「わかった」


 SOLとの戦いを終えて色々と素材も集まってるし、新大陸に行く前に装備を整えておきたい。守谷も急がなくていいって言ってたし、しっかり準備させてもらおう。ちなみに、様々な戦いを経た今のステータスはこんな感じ。


―――――――――――――――――

PN:夜火

Lv:78

職業【メイン】:傭兵

職業【サブ】:侍

加護:なし

HP:120

MP:60

STM:100

STR:75

VIT:15

AGI:100

INT:15

DEX:100

LUK:35


スキル

・リベルタス・ランナー

・エクスプロージョン・リアクター

・阿修羅演武

・イグニッション・ニトロ

・極巧閃舞

・風雷朧脚

・ファントム・シャドウ

・ヴァリアブル・ジャンパー

・破剣朧月

・抜刀術「真打」

・近接戦闘の流儀

・ギアーズ・シフト

・刹那の見極め

・リミットオーバー


装備

右手:幻霧刀「朧」(ATK:100)

左手:なし

頭:グロリアス・ヘルム(DEF:40)

胴:グロリアス・アーマー(DEF:60)

手:グロリアス・アーム(DEF:50)

腰:グロリアス・コイル(DEF:40)

足:グロリアス・グリーヴ(DEF:50)

アクセサリー:朧隠れの龍鱗(DEX+15)

アクセサリー:マナストック(MP+30)

アクセサリー:マナストック(MP+30)

アクセサリー:魔導炉心(MP+15)

アクセサリー:空兵炉心(MP+50)

―――――――――――――――――


 ステータスもスキルもいい感じに成長している、はず。レベルも上がってきたし、そろそろ職業もいい感じのやつを見つけたい。いつまでも傭兵を使っているわけにもいかないだろうし。やることはそれなりにありそうだ。


「さて、どこから始めようか……」

最後にステータスをのせた時からの変化はこんな感じです。


PN:夜火

Lv:50→78

職業【メイン】:傭兵

職業【サブ】:侍

加護:なし

HP:100→120

MP:50→60

STM:75→100

STR:55→75

VIT:10→15

AGI:70→100

INT:10→15

DEX:85→100

LUK:25→35


スキル

・縦横無尽脚→リベルタス・ランナー

・ダイナマイト・エンジン→エクスプロージョン・リアクター

・阿修羅乱舞→阿修羅演武

・ブレイジング・ニトロ→イグニッション・ニトロ

・技巧剣舞→極巧閃舞

・風魔朧脚→風雷朧脚

・幽楽走波→ファントム・シャドウ

・ラビット・フット→ヴァリアブル・ジャンパー

・斬首忍刀+スタンインパクト→破剣朧月

・抜刀術→抜刀術「真打」

・近接の心得→近接戦闘の流儀

・ギアーズ・シフト→NEW

・刹那の見極め→NEW

・リミットオーバー→NEW


装備

右手:幻霧刀「朧」(ATK:100)

左手:なし

頭:なし→グロリアス・ヘルム(DEF:40)

胴:ゲイルアーマー(DEF:40)→グロリアス・アーマー(DEF:60)

手:鐘岩鴉拳(DEF:45)→グロリアス・アーム(DEF:50)

腰:クリアホワイトコイル(DEF:25)→グロリアス・コイル(DEF:40)

足:ストームロックグリーヴ(DEF:30)→グロリアス・グリーヴ(DEF:50)

アクセサリー:朧隠れの龍鱗(DEX+15)

アクセサリー:マナストック(MP+30)

アクセサリー:マナストック(MP+30)

アクセサリー:魔導炉心(MP+15)

アクセサリー:空兵炉心(MP+50)


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