表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エデン・ヒストリア 〜言語習得から始まるゲーム攻略〜  作者: ラー油
異端者は舞い降り、世界を駆ける
24/79

新たな職業

 早速、現在就職可能な職業を見にいくと一覧には「侍」の文字があった。ふむふむ、就職条件は刀カテゴリーの武器の所有、剣カテゴリーの武器の習熟度が一定以上であること……か。この条件なら多分満たしているので、就職可能になったのだろう。職業のボーナスも刀によるダメージ増加、剣術系スキルの習得に補正等々いい感じだ。


「剣士から侍に変更だな」


 侍に就職、サブの職業を侍に変更する。侍ってそもそも職業なのか?とも思ったがこれはゲームだし深く考えなくていいだろう。侍は特に職業ギルドみたいなものはないが、各地に存在している道場を訪れることでその道場独自の剣術スキルを得ることができるらしい。この街には道場はないが、そのうち道場に行ってみるのもいいかもな。


 さて、最後にステータスポイントを割り振ってログアウトするかな。


 オボロ戦、鬼哭丸戦を経た俺のレベルは47まで上がっている。スキルもいくつか増えたり、進化したりしているし、新しい武器もある。大会に向けてしっかりとステータスを調整しなきゃな。


―――――――――――――――――

PN:夜火

Lv:47

職業【メイン】:傭兵

職業【サブ】:侍

加護:なし

HP:100

MP:50

STM:75

STR:55

VIT:10

AGI:60

INT:10

DEX:80

LUK:25


スキル

・縦横無尽脚

・ダイナマイト・エンジン

・連刃乱舞

・ダイナマイト・オーラ

・技巧剣舞

・風魔疾風脚

・ラビット・フット

・アサシンズソード

・スタンインパクト

・抜刀術

・近接の心得


装備

右手:幻霧刀「朧」(ATK:100)

左手:なし

頭:なし

胴:ゲイルアーマー(DEF:40)

手:岩石鉄拳(DEF:35)

腰:クリアホワイトコイル(DEF:25)

足:ストームロックグリーヴ(DEF:30)

アクセサリー:朧隠れの龍鱗(DEX+15)

アクセサリー:なし

アクセサリー:なし

アクセサリー:なし

アクセサリー:なし

―――――――――――――――――


 レベルアップ分のステータスポイントに加え、ユニークモンスターとの遭遇、撃破によるボーナスでステータスポイントが15ポイントほど貰えたのがよかったな。かなり強化されたんじゃないだろうか。スキルについて、目を引いたのは2つ。


 まず、ここまで色々な場面で役立っていた「ダイナマイト・ブースト」は「ダイナマイト・エンジン」へ進化して使い勝手が良くなった。相変わらず体力を持っていかれるが、加速が最初の一歩だけじゃなくなったのだ。最初の一歩の踏み込みを強化して加速した後、しばらくAGIに補正がかかるようになったのはかなりの進化だろう。


 そして2つ目、スキル欄に名を連ねる「抜刀術」というスキル。あの時鉱山でツルハシを振った努力がついに実った……。抜刀モーションをサポートし、抜刀後の攻撃によるダメージを増やす効果は、現状一番攻撃力が高く抜刀可能な朧と噛み合っている。抜刀できるのは朧しかないので他の武器には使えないが十分に強力なスキルだ。


「さて準備完了っと。明日に備えて今日はログアウトするか」











 翌日、昨日の噴水の前で再び集まり、パーティを組んだ俺たちは次のエリア、ジャラーク渓谷へ向かった。全員ガチの装備に身を包んでいるわけだが……。


「このゲーム、メイド服の防具なんてのもあるのか……」


「ええ。オーダーメイドで性能もいいからかなりの値段になったけれどいい装備よ」


「ここでもメイド服装備でやるのかよ……」


 メイはメイド服の装備があれば、基本装備している。リアルではガチのお嬢様だが、憧れの人が自分の屋敷のメイドで、その人への憧れがメイド服装備への強いこだわりに反映されているのだ。


「1人だけメイド服だとすごい浮いて見えるな」


 シューガは普通の軽装備って感じの防具、ヨミは結構しっかりした鎧を装備している。俺もまあ少し不格好ではあるがファンタジーっぽい装備なので、メイのメイド服はやはり目立つ。


「たとえ浮いていても私はこれを変えるつもりはないわよ」


「みんな知ってるっての」


 さて、装備の話は終わり。あっちの街に着いたら闘技場で大会に向けて試合する約束だし、朧は隠しておきたいな。メイに負けるつもりはない……!




 ジャラーク渓谷は一本道のエリアで、先に進むだけならかなり楽な印象だ。出てくる敵は、ゴブリンとかだが4人もいれば対処は容易だ。俺とメイが前衛で敵を対処し、聖騎士のヨミが中衛、聖職者のシューガが後衛となって戦闘をする。あとは時々上から岩が降ってくることぐらいで特に苦戦することなくエリアボスのもとまでたどり着いた。


「さて、あれがここのエリアボスだ」


 エリアボスの名は「ロックァード・クロウ」。カラスの顔を持つ人型のモンスターだ。腕と翼の羽は岩のような見た目をしている。パーティでボス戦は初めてだが、この4人ならなんとかなるだろ。


「さっさと倒しちゃおうぜ」


 さあ、エリアボス戦開始だ。

プロローグ少し変えてみました。

小説を書くのって難しいですね……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ