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九十話

無事にアイテムボックスのランクがG+(Gプラス)になった頃、冒険者組合でのランクもEからDに上がっていた。

これでいける迷宮の数が増える。

だが、受付の人からは実力に見合った迷宮に挑むようにと注意された。

というのも、迷宮に慣れはじめ無茶をして帰ってこない冒険者が少なくないからだ。

シュバルツ達はオークの出る迷宮に足を運んだ。

オーク相手なら異空間で嫌となるほど経験しているからだ。

唯一違うのは罠があることだが、シュバルツが罠の位置を発見して安全に狩りを続けていた。

このダンジョンでは宝箱がたまに置いてあるのだが残念ながら価値のある物が入っていることは稀だ。

ほとんどは鉄のインゴットとか低級の回復薬などだ。

これでも手に入らないよりはマシだろう。

こちらのダンジョンでも入り口で狩る人が多く、奥の方は空いていた。

シュバルツ達は奥の安全地帯をベースにまとまった量のオークを狩る。

ミミとシズノも初級の魔法を覚え戦闘に魔法を組み込んでいた。

アイテムボックスがいっぱいになるまでオークを狩りボスであるオークポーンを狩って戻ってくる。

オークポーンは他の個体と違い、全身に防具を装備して槍を持っていた。

防具がある分、気を使ったがシュバルツは的確に防具の隙間を狙い瞬殺した。

「シュバルツ様・・・。普通はパーティ―で協力するところですよ」

「あはは・・・。早く帰りたいからね」

「次は私達にもやらせてね」

「うん」

そう約束して転移魔法陣に乗り迷宮を脱出する。

冒険者組合でいつものように換金する。

だが、解体所の職員から待ったがかかった。

捌ききれないからと引き取りを拒否されたのだ。

幸いアイテムボックスでは時間経過がないのでまた後日、売りに来るということで話がまとまった。




城に戻り、夕食を食べて本日も異空間での修業を開始する。

売り切れなかった物に関しては一度、倉庫区画で保存した。

恩恵ポイントを貯める為に本日もコボルト平原を訪れた。

今回も遠吠えをされてコボルトが集まってくるがシュバルツ達は落ち着いて対応する。

シュバルツもそうだが3人もステータスが上がっているため以前より余裕がある。

連係してくるコボルトに対してこちらも連係して対処する。

襲ってくるコボルトを全て倒しドロップ品を集めてから休憩する。

十分休んだシュバルツ達はそのまま次の獲物を求めてコボルト平原を移動した。

今まではアイテムボックスがいっぱいになった為、探索できていなかったが木製の粗末な建物が立っている場所を発見するのだった。


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