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第九話

朝食を食べ終わったシュバルツはリリーが来るまで魔法文字の勉強をしていた。

「あら。勉強熱心ね」

リリーはそう言って笑っている。

「おはようございます」

「おはよう。今日は場所を移すわよ」

そう言ってリリーは部屋を後にする。

シュバルツも慌てて追いかける。

向かった先は今まで来たことのない区画だった。

「ここは・・・?」

「魔法用の修練場よ。遠くに的があるでしょ」

そう言われて遠くを見れば的がいくつもあることに気が付いた。

「あれに魔法を当てるんですか?」

「攻撃魔法ならそうね。でも、今は用はないわ」

「どういうことですか?」

「部屋だと事故になりそうだからね」

昨日のことを思い出してみる。

水を出すだけの魔法だったが威力をミスって床を水浸しにしてしまった。

他の属性の魔法だったら大惨事になっていたかもしれない。

「今日は土魔法を練習してみましょうか」

「はい」

「土よ」

リリーがそう呪文を唱えると何もないところから土が現れる。

「1ついいですか?」

「何かしら?」

「水はまだ使い道がわかるんですけどこの土って・・・」

「言いたいことはわかるけど初心者の練習用の魔法だから」

「はい・・・」

土を少しだけ出しても使い道なんてないよね。

わかってた。

わかってたけど言いたかったんだ。

「では、気を取り直して。土よ」

今回はリリーと同じぐらいの土が現れる。

「上手くできたわね。他の属性の魔法も使ってみましょうか」

「いいんですか?」

「と言っても後は風と火の魔法しか教えてあげられないけどね」

リリーは優秀な魔術師であるが基本4属性の魔法しか使えないのだという。

風と火の魔法を見せてもらいそちらも問題なく使えた。

「本当に優秀ね。しばらくは基礎をきっちり固めること」

早く攻撃魔法も覚えたいが今は基礎を固める時期とのことで諦めるしかなかった。

「今日はこれぐらいにしときましょうか」

「はい。ありがとうございました」


今のステータスはこんな感じだ。

STR5

AGI3

VIT7

INT10

DEX2

LUK7

カウンター(歩数)

水魔法 G-(Gマイナス)

土魔法 G-(Gマイナス)

風魔法 G-(Gマイナス)

火魔法 G-(Gマイナス)

体力回復 G-(Gマイナス)

魔力回復 G-(Gマイナス)

基本4属性の魔法が追加された。

この結果に満足して恩恵のポイントを貯める為に運動場へと移動した。

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