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八十二話

ある程度の成果が出たことで1度、通常空間に戻ることにした。

「お世話になりました。またきますね」

「おう。待ってるぞい」

部屋に戻ってきたシュバルツ達はすぐに眠りについた。




翌日、目が覚めたシュバルツ達は朝ご飯を食べ今日も迷宮へと赴く。

入り口近辺は込み合うため目指すのは迷宮の奥だ。

奥の方には人があまりおらず存分に暴れまわることが出来る。

疲れたら安全地帯で修行部屋に飛んで休んでから狩りを再開する。

この日も持てる最大限の魔物を狩って最後にボスのホブゴブリンを倒して迷宮から脱出した。

冒険者組合でいつものように集めた物を換金する。

解体所の人達もシュバルツ達の持ち込む量に慣れたのか何の反応もなかった。

シュバルツだけで受付に並び札を渡してお金を受け取る。

3人は併設された酒場で休憩中だ。

シュバルツもそこに合流してフルーツジュース注文する。

「今日もお疲れさまでした」

「お疲れ様です」

「中々ランクって上がらないものですね」

「普通は数年をかけて上げるものですよ。ただ、収めている量が量なのでそろそろだとは思いますが・・・」

異空間でオークやワームを相手にしているシュバルツ達としてはスライムやゴブリン、コバット相手では正直、戦っている気がしないのだ。

「とはいえ、油断は禁物です」

「そうですね」

「今日はどうしましょうか?」

「普段通りでいいんじゃないかしら」

ボカしてはいるが今日も異空間での修業は決定らしい。

強くなりたいのはシュバルツだけではないのだ。

3人も少しでも強くなりたい。

その為には異空間で魔物を倒すのは効率的なのだ。

「余裕ができたら皆の欲しいものとかも買いますね」

色々物が買えることは伝えてある。

前回はシュバルツの望みを優先してもらったが3人にも好きなことをしてもらいたい。

「何がほしいか考えておきますね」

「さてと、そろそろ帰りましょうか」

「そうですね」

シュバルツ達は会計を終え、冒険者組合を後にする。




城に戻り夕食を食べシュバルツの部屋に集合する。

修行部屋に移動してまずは体を動かすためにオーク村へと向かった。

この日も休憩を挟みつつオーク村を周回する。

その後は鉱山に移動して採掘してから無名の鍛冶が待つ鍛冶場に向かう。

無名の鍛冶は相変わらず見て学べという感じであった。

シュバルツはそこから自分なりに考えて剣を打ち続けた。

昨日よりも確実に進歩はしている。

この日、打った最後の剣は中々の出来だった。

無名の鍛冶もじっと剣を見た後、無言で頭を撫でてくれた。

よくやったと言われているように感じた。

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