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八十話

3人の協力もあり、目標の恩恵ポイントに到達した。

シュバルツは早速、恩恵ポイントを消費して鉱山を取得する。

3人も鉱山を見たがったので鉱山に移動する。

そこには謎の老人が待っていた。

「ふむ。ようやっときたか」

「貴方は・・・?」

「鍛冶の神からの命令でな。儂がお主に鍛冶を教えることになった」

「そうなんですね」

「採掘などしたことがないだろ?初回サービスで採掘を教えてやろう」

「よろしくお願いします」

シュバルツは人数分のツルハシを購入し謎の老人の後を追いかけて鉱山に入る。

「通常はどこに価値のある鉱石は眠っているかわからんがお主は精霊の目を持っているだろう」

「はい」

「鑑定してみればおのずと価値のある鉱石のある場所がわかるはずだ」

シュバルツは鉱山全体に鑑定をかけてみる。

するとどこに何があるのか手に取るように分かった。

謎の老人はそのうちの1つを選びツルハシを振るう。

「通常であれば掘り出した鉱石を加工する必要があるがこの空間では少し違う」

謎の老人が鉱石を掘り終わるとインゴットに変化した。

「これはまた・・・」

「まぁ、鍛冶の神からのサービスだな。お前達もやってみろ」

シュバルツが指示を出し全員で採掘作業を開始する。

途中、飲み物を飲んだりしながら休憩しつつではあるがアイテムボックスが満杯になるまで採掘作業は続いた。

「1つ疑問なのですが・・・」

フランはそう言って疑問を言う。

「鉱石を掘りつくす可能性はないのですか?」

「それは大丈夫だ。1日経つと神の力で鉱石が補充されるシステムだ」

「前から思ってたけどシュバルツ様のこの能力は出鱈目ですね」

「だね」

「儂からすれば程度の低い鉱石しか取れないこの鉱山は不満だがな」

「すみません。出来るだけ早くランクを上げられるように頑張ります」

恩恵ポイントは使いきってしまったが頑張ってランクを上げる必要がありそうだ。

「まぁ。焦らずに頑張ることだ。基礎を教えるだけなら今取れる鉱石だけでも十分だからな」

「そう言えば貴方の名前は・・・?」

「儂の名前か・・・。名前とはちと違うが人の世界にいた頃は無名の鍛冶と言われていたな」

「えっ・・・?貴方がかの有名な無名の鍛冶・・・?」

フランがその名を聞いたら物凄い反応をした。

「そんなに有名な人なの?」

「シュバルツ様。無名の鍛冶作の武器は騎士だけでなく冒険者でも欲しがる人が大勢いるのですよ」

シュバルツはこのお爺さんがそんなに凄い人物だとは思っていなかった。

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