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第八話

魔法の練習を終えて日課の体力作りを開始する。

だが、精神的な疲れなのか体がだるい感じがする。

シュヴァルツは知らないことだがこれは魔力を使いすぎたことによる魔力不足が原因だ。

今の恩恵ポイントは6000ほどある。

このポイントであれば素振りのカウンターは余裕で取れる。

歩きながら使えそうなスキルがないか目を通す。

すると魔力回復と体力回復のスキルを見つけた。

どちらも1000ポイント。

シュバルツは迷うことなくこの2つのスキルを取得した。




ステータスはこんな感じだ。

STR5

AGI3

VIT7

INT10

DEX2

LUK7

カウンター(歩数)

水魔法 G-(Gマイナス)

体力回復 G-(Gマイナス)

魔力回復 G-(Gマイナス)




スキルはどうやら行動でも増えるようだ。

スキルにマイナスなんてあるのをはじめて知った。

恩恵ポイントをさらに費やせばスキルのランクを上げられるようだが今は様子見をするべきだろうか。

恩恵ポイントも派手に使ってしまったし歩くのに集中する。

体力回復のスキルのおかげかいつもより体力の回復が早く効率よく歩けた。

こんなことならもっと早くスキルをとればよかった。




シュバルツは夕食を食べ湯浴みを終えた後は自室に戻り魔法文字の勉強をはじめた。

子供の記憶力というのは中々に素晴らしい。

前世の自分は英語を覚えるのも苦労したものだがスラスラと覚えられる。

この調子でいけば数か月もあれば魔法文字をマスターできそうだ。

眠気が襲ってきたところで勉強を中断して眠りについた。




体がゆさゆさと揺らされる。

目を覚ませば顔なじみのメイドだった。

「おはようございます。シュバルツ様」

「おはよう」

手伝ってもらい顔を洗い服を着替える。

「朝食はもうできていますよ」

「ありがとう」

シュバルツはお礼を言って食堂に向かった。

食堂にはもう母であるマリアンヌが座っていた。

「おはようございます。お母様」

「おはよう。昨日は夜遅くまで起きていたようだけど何をしていたのかしら?」

「魔法文字の勉強です」

「もうそんな時期なのね。覚えられそうかしら」

「何とかなりそうです」

「頑張ってね」

「はい」

お母様の機嫌がいい。

何かいいことでもあったのだろうか?

「お母様。何かありましたか?」

「どうしてそう思うの?」

「とても機嫌がよさそうなので」

「ふふ。そのうちわかるわ」

お母様はそういうだけだった。

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