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四十八話

オーク村というだけあって周囲には粗末だが家が立ち並んでいる。

移動してきてそうそうだが徘徊していたオークがこちらに向かってくる。

ボロボロの剣だが武装している。

はじめて戦うわけだがここで焦らずにマジックミサイルで攻撃してみる。

オークは避けようと回避するがマジックミサイルは追尾型の魔法だ。

オークを追いかけて腹に命中する。

ダメージは十分だったようでそれだけでオークは倒れドロップ品を残して霧となって消えていく。

まずは1匹。

だが、安心するのはまだ早かった。

戦闘の気配を感じ取ったのか続々とオークが集まってくる。

シュバルツは大量のオークに囲まれてしまった。

ここは覚えた魔法を試してみようと集中する。

使うのは初級の風魔法だ。

シュバルツを中心に風が渦巻く。

安全地帯はシュバルツの周囲だけだ。

初級範囲魔法、エアストーム。

オーク達は次々に風の刃に切り刻まれ倒れていく。

集まってきたオークを全て倒すまでシュバルツは魔法を維持した。

その結果、残されたのは魔石とオーク肉。

そして錆びたり欠けたりしている剣と槍と斧だ。

シュバルツはそれらを回収して新たな獲物を求めてオーク村を徘徊しはじめた。

オークの数が少ない時に接近戦も試してみたが問題なく対処できた。

どうやらシュバルツは自分で思っている以上に強くなっているようだ。

休憩を取る為に適当に家の中に入ってみる。

すると色々な物が置いてあった。

物色してみれば何の肉かわからない干し肉。

鑑定してみると羊の肉だった。

壺を覗いてみれば何やら液体が入っている。

これも鑑定してみる。

芋を使ったお酒だった。

他にも棚を見てみればランクは低いが回復薬などもあった。

他にも使えそうなものを次々にアイテムボックスに入れていく。

これは思った以上にあたりの空間かもしれない。

他の家々もまわって使えそうな物を回収した。

アイテムボックスはあっという間に満タンになってしまった。




シュバルツは修行部屋に戻ってくる。

「お疲れにゃん」

「ただいま」

「色々収穫があったようにゃね」

「思ったより戦えたってこととオークの貯め込んだ物を色々ね」

「使い道のない物があれば恩恵ポイントと交換で引き取るにゃ」

「ありがとう」

シュバルツは武器類とお酒を交換する。

入って来た恩恵ポイントは思ったより多かった。

「こんなにいいの?」

「お酒は神々の一部が大好物だからにゃ。比率も大きめにゃ」

「そうなんだ」

いい情報を貰った。

今後もお酒は積極的に回収していこう。

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