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四十七話

シュバルツは夕食の後、オグワールに呼び出されていた。

「こんな時間にすまんの」

「いえ」

「お主の作ったトランプだがな。もう少し数を作れんか?」

「可能ですけど・・・」

「それはよかった。材料はお主の部屋に運ばせるから頼んだぞ」

「はい」




シュバルツが部屋に戻ると木材が部屋に運ばれてくる。

シュバルツは木材をアイテムボックスに収納し修行部屋へとやってきた。

まずはオグワールからの依頼を終わらせようと工房区画に移動する。

シンプルな庶民向けと装飾を施した高級仕様を作ろうと気合を入れる。

トランプ作りは5日ほどで終わった。

出来上がったのは庶民向け100セットと高級仕様の10セット。

これだけあれば大丈夫だろう。

シュバルツはそう思い、日課であるゴブリン狩りに向かった。

覚えた初級魔法を実践で試すいい機会だ。

魔法を中心にゴブリンを狩っていく。

魔力の消費量に対して効率はあまりよくない。

やはりマジックアロー系の魔法で倒していくのが一番ロスがないと判明した。

魔物によっては違うのだろうが現状をではこれがベストだ。

ゴブリン狩りに一区切りをつけ修行部屋に戻ってきたシュバルツは錬金術書の初級を読む。

そこには細かい注意点やコツが書かれていた。

今は作れる物が少ないが一番知りたいことが書かれていた。

それは回復薬のランクを上げる方法だ。

薬草の品質、魔石の等級をあげることで品質をあげられると書いてある。

薬草の品質は問題ないだろう。

だが、ここで問題になるのは魔石の等級だ。

手に入る魔石ではランクの低い回復薬しか作れない。

「クロ。魔石のいい確保方法はない?」

「狩場を開放してくしかにゃいにゃ」

シュバルツも予想はしていた。

狩り場は色々用意されているが恩恵ポイントの消費が激しく躊躇していたのだ。

「そうにゃね。ゴブリンの洞窟のランクをあげるのもいいにゃ。でもオーク村とかはどうかにゃ?」

「オークかぁ・・・」

ファンタジー世界ではこれまたおなじみの魔物だ。

ゴブリンでは手ごたえを感じなくなってきているし解放してもいいかもしれない。

いつかは解放する予定だったのだ。

シュバルツはオーク村を開放することに決めた。

必要なポイントは50万ポイント・・・。

痛い出費ではあるが無限に時間はあるのだ。

オーク村を開放したシュバルツは倉庫でアイテムボックスの整理をしてから早速、オーク村へと足を運んだ。

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